TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2016年8月のTIOBE Programming Community Index(PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年8月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 19.010%
2 C 11.303%
3 C++ 5.800%
4 C# 4.907%
5 Python 4.404%
6 PHP 3.173%
7 JavaScript 2.705%
8 Visual Basic .NET 2.518%
9 Perl 2.511%
10 Assembly language 2.364%
11 Delphi/Object Pascal 2.278%
12 Ruby 2.278%
13 Visual Basic 2.046%
14 Swift 1.983%
15 Objective-C 1.884%
16 Groovy 1.637%
17 R 1.605%
18 MATLAB 1.538%
19 PL/SQL 1.349%
20 Go 1.270%

8月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

8月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

8月はC言語が11.303%のポイントをつけた。順位としてはJavaに次いで第2位だが、この値は2001年にTIOBE SoftwareがTIOBE Programming Community Indexの計測および発表を初めてから最も低い値になった。C言語は他の人気の高いプログラミング言語と比較して、人気を後押しする力が弱いことに原因がありそうだと説明がある。

OracleはJava、MicrosoftはC++、C#、TypeScript、GoogleはJava、Python、Go、Dart、JavaScript、AppleはSwift、Objective-Cといったように、ベンダーごとに強くプロモートしているプログラミング言語があるが、C言語にはこうしたバックエンドがないという。また、Webアプリケーション開発やモバイルアプリ開発としても、C言語は他のプログラミング言語と比較して適用が難しいといったことも指摘されている。