インタフェースは、Thunderbolt 3とパワーオフUSB充電に対応したUSB 3.1 Type-C×2基と、ステレオヘッドフォン/マイクジャックコンボポート×1のみ。思い切ってUSB Type-Aなどを廃したことが、本体の薄さにもつながっている。

もっとも現状、USB Type-Cコネクタの周辺機器はまだ少なく、USBメモリなどを使いたいときに困ることもある。本体にはSDメモリーカードスロットもない。USB接続のストレージを頻繁に使うなら、USB Type-CコネクタのUSBメモリや、Wi-Fi接続に対応したSDメモリーカードリーダー、USB Type-CとUSB Type-Aの変換アダプタなどを用意しておくとよいだろう。また、ネットワークドライブやクラウドストレージの活用も不可欠だ。

通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応の無線LANと、Bluetooth 4.2を備える。機内モードがF12キーに割り当てられており、1プッシュで通信機能のオンオフが可能だ。

右側面にはUSB 3.1 Type-C×2基

左側にはヘッドホン/マイクジャック×1基

電源スイッチはキーボードの左上に配置

720p Webカメラと内蔵マイク(ノイズキャンセル機能搭載)は。液晶ディスプレイの上部に

本体の充電は、USB 3.1 Type-Cポートから専用のACアダプタを使って行う。ACアダプタのケーブルが直付けなので多少かさばる印象だが、本体自体はコンパクトで、プラグ部分の収納も可能だ。

ACアダプタはどちらのUSBポートに挿しても充電されるが、奧側に挿したほうが手前のUSBポートの邪魔にならない

ACアダプタ単体での重量は214g。プラグは折りたためるので、持ち運びやすい

少ないインタフェースを補うトラベルドック

オプションの「HP USB-C トラベルドック」は、USB 3.1 Type-C接続で使用するドッキングステーション。USB 3.0×1基、USB 2.0×1基、有線LAN×1基、D-sub×1基、HDMI×1基を備えている。ケーブル部分は本体に収納可能だ。実際に接続してみると、PC本体の右側にそれなりのスペースが必要で、ケーブルを挿すとさらに場所を取る。各種コネクタ部分を上に向けてPCの背面あたりに置くなど、工夫が必要な場合も出てくるだろう。

トラベルドック単体での重量は76gと軽量。水色の部分がかなり目立つので、HP EliteBook Folio G1本体と近いカラーリングにしたほうが良かったとも思う

HP EliteBook Folio G1とトラベルドック