さて気になる画質ですが、想像以上に実用的なクオリティです。まず「Eye-Plug 3D」で撮影した3D動画ですが、ずれずにしっかりと立体視できます。スマートフォンと「Eye-Plug」はそれぞれ異なるイメージセンサーを搭載しているので、当然撮影している映像の色味は異なります。しかし、実際にスマートフォン用3Dゴーグルで鑑賞してみると、その違いはほとんど気になりません。

これは実際に撮影した3D映像を1コマ抜き出したもの。このように両目で見比べてしまうと、両者の色味に大きな違いがあるのがよくわかります

「Eye-Plug」で撮影した3D動画をYouTubeにアップしてみました。スマートフォン用3Dゴーグルでご鑑賞いただければ、色味の違いが気にならないのがよくわかります

「Eye-Plug」で撮影した3D動画の鑑賞には以前ご紹介した、極小・極薄VRゴーグル「VR Fold」が手軽でオススメです

写真撮影アプリ「Eye-Plug Photos」も実に楽しいですね。被写体から90センチ以上離れていること、被写体が十分明るいこと、カメラを揺らさないこと、被写体が動かないこと……などなど前提条件が多いのが難点ですが、条件さえしっかりクリアできれば、撮影画像に対してあとからフォーカスを変更したり、背景にのみ特殊効果を与えるフィルタなどを適用可能です。

これは「Eye-Plug Photos」のプレビュー画面。画面下中央のアイコンから、フォーカス変更と特殊効果を適用できます

手前のリスの彫像にフォーカスを設定してみました。リスの可愛さが際立ちますね

背景の看板にフォーカスを設定してみました。注目させたいところにピントを合わせられるのは便利です。なおぼかしはもっと強く設定可能です

これは特殊効果を与えられる「Magic Filter」の画面。背景にのみ「Stylization」という効果を適用しました。特殊効果は全部で7種類用意されています

スマートフォンのカメラと組み合わせることで3D動画や再フォーカス可能な写真を撮影できる環境を低価格で実現したUSB超小型カメラアダプター「Eye-Plug」。非常にコンパクトかつ、ストラップホールも付いているので、バッグなどにぶら下げておいて、いざというときの撮影機会に備えてはいかがでしょうか?