気になるパフォーマンスは?

Galaxy S7 edgeはプロセッサに、高いパフォーマンスと省電力で話題のQualcommのSnapdragon 820こと「MSM8996」 2.2GHz+1.6GHz クアッドコアを搭載している。また、RAMは4GB、ROMは32GB。試しに「Antutu Benchmark」で測定したところ、スコアは133,403と「iPhone 6s」とほぼ同じくらいだ。もちろん実用において動作がモタつくといったストレスは全くなく、サクサク利用できてアプリの起動や画面遷移も早かった。

また、バッテリーは3,600mAhと大容量。連続待受け時間がLTEの場合で420時間。確かに使っていて体感的にバッテリーが減る速度は遅いと感じた。ただ、Galaxy S7 edgeならではの機能である、画面のオフ時にも情報を表示可能な「Always on Display」機能を試してみると、やはりその分はわずかながら減りが早く大容量でも油断できない。

「Always on Display」機能は便利なのだがやはりちょっとバッテリーを使う

明るくてフォーカスが早いカメラ機能

カメラ機能に関しては、メインカメラ、インカメラともに裏面照射CMOSでメインカメラが約1,220万画素、インカメラが約500万画素となっている。前機種であるS6のメインカメラが約1,600万画素で、画素数自体は減少している。しかし、代わりにメーカーが力を入れているのが、画質と使い勝手の向上だ。

その特徴のひとつが暗いところでも明るく撮影できる点。フロント・リア共にF1.7レンズとF値の小さいレンズを搭載しており、さらにひとつひとつの画素の大型化によって実現している。試しに夜、カメラアプリを起動してレンズを向けて画面を見てみたところ、肉眼で見るよりも明るく映っていた。また、暗所での撮影で出がちなノイズも少なめだ。

もうひとつの特徴が「デュアルピクセル」。画像を作るための画素を2つに分けAFセンサーとして動作させることで、すばやく像を結ぶことができるというものだ。スマホのカメラを起動して被写体の方向にレンズを向けるとピントが合うまでタイムラグが出てしまいがち。しかし、Galaxy S7 edgeではレンズを向けている最中に合ってしまうという速さである。

こちらは比較用に「iPhone 6s」で撮影

Galaxy S7 edgeで撮影

カメラのクイック起動を使うと、ホームボタン2度押しでカメラを高速起動できる