リッチ通知では、通知から、アプリの機能を切り出して利用することができる「カード」を開くことができる。

リッチ通知でメッセージに返信しているところ

前述の例で、その人とのメッセージのやり取りは通知から開いたカードで続けられるが、もし他の人とのスレッドを開くなら、メッセージアプリを開く方が適当だろう。

このように、通知にまつわる操作をアプリから切り出してその場で済ませられる仕組みを、新しいカード型UIで実現しているのだ。

メッセージの例でお分かりの通り、これまでの通知と違って、カード型UIの中身はインタラクティブだ。続けてその文脈の新着情報が届けば反映されるのだ。

Uberで配車をオーダーした時「まもなくドライバーが到着する」という通知が届く。この通知からカードを開くと、地図上で車が接近してくる様子がリアルタイムで表示され、車種とドライバーの名前も見える。また、そのカードからドライバーへの連絡などのオプションも選択可能だ。

繰り返しになるが、通知をきっかけとしたカード型UIは、アプリを開くことなく、ユーザーの目的を満たすだけの機能を表示している。