ATH-CKR70は上位2機種と異なり「DUAL PHASE PUSH-PULL<Hi-Res Audio>DRIVERS」を採り入れていない。しかし、ミクロンオーダー(1/1000mm単位の精度を持つ緻密な設計)による新開発11.8mm径ダイナミック型ドライバーを使用することで、高解像度を実現している。

ATH-CKR70。推定市場価格(税別)は10,000円前後

駆動力を高めた新開発の11.8mm径ダイナミック型ドライバーを搭載。アルミニウムハウジングを採用し、不要な共振を抑制する

ATH-CKR100やATH-CKR90と異なり、ケーブルは着脱できない。タッチノイズはやや気になるかも

ATH-CKR70は推定市場価格が10,000円前後と、スマホやポータブルプレーヤー付属のイヤホンからステップアップする製品としてちょうどいいクラスだ。そこで、iPhone 6付属のイヤホンと聴き比べてみた。聴いたのは、ハイレゾ音源の中でも高音質と評判の高いダイアナ・クラールの「Wallflower[Deluxe Edition]」(48kHz/24bit)というアルバム。しかし、その良音源も、iPhone 6付属のイヤホンでは音の強弱が不明瞭だ。ボーカルも味気ない感じでいまひとつ音源の良さが伝わってこない。しかし、ATH-CKR70で聴くと、まさにベールを一枚剥がしたという表現がピタリとはまるほど、全体の音が明瞭になるのだ。

ATH-CKR70を装着したところ

バックの音は躍動感にあふれ、ボーカルは息継ぎの音まで聴き取れるようになる。iPhone 6付属のイヤホンではよくわからなかった音がはっきりと聴こえて、音の世界が一気に広がっていく感じだ。上位モデル2機種と比べると譲る部分もあるが、「いい音を聴くためのファーストステップ」としては高い性能を持っている。付属のイヤホンからATH-CKR70に乗り換える価値は十二分にあると言えるだろう。

ATH-CKR70のカラーバリエーションは5色