日本橋再開発の第一ステージの“絞め”となった福徳神社。神社も再開発の対象になるとは日本橋ならではだ

さらにLINK-Jは第二ステージに突入した「日本橋再生計画」とも無縁ではないだろう。ちなみに第一ステージが三井タワーやコレド室町1~3などで、福徳神社の建立で完成をみた。第二ステージでは、日本橋三井タワー北側の「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区」や、コレド室町2北側、福徳神社隣の「日本橋本町二丁目特定街区開発計画」などが進められている。

武田薬品も日本橋に拠点

前者は延床面積約168,000平方メートルにおよぶ巨大な複合ビルで「現在のLINK-Jの機能が不足になれば、新たな拠点として考えられる」(LINK-J 理事 植田氏)と再開発後の活用を視野に入れている。一方、後者には竣工後に武田薬品工業が入居することが決まっている。武田薬品の本社は大阪だが、この地は古くからの武田薬品の拠点で、“東京での創業地”ともいえる。LINK-Jの役割を活性化させる大手製薬会社がひとつ増えることになるのだ。

左:本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区、右:日本橋本町二丁目特定街区開発計画

LINK-JはUCサンディエゴ(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校)や、サンディエゴを拠点とするライフサイエンス産業の業界団体「BIOCOM」と連携するとした。サンディエゴはバイオ・製薬・医療関連の企業が集まるライフサイエンス産業の世界的な集積地。日本橋もライフサイエンスの分野において、サンディエゴのような存在感を示せるか。今後の展開に目が離せない。