「ATOK 2016 for Mac」はスピーディな日本語入力を支援 - ジャストシステム

ジャストシステムは、日本語入力システム「ATOK 2016 for Mac」を6月24日に発売すると発表した。

全国の量販店およびECサイトでの価格はベーシック版が9,800円、プレミアムが13,800円、Mac＋Windows ベーシック版が9,500円。Just MyShopでの価格は、ベーシック版が9,300円、プレミアムが13,100円、Mac＋Windows ベーシックセットが12,100円、Mac＋Windows ベーシック版が9,500円、ベーシック AAA優待版は5,000円、プレミアム AAA優待版が9,000円、Mac＋Windows ベーシックセット AAA優待版が8,000円、Mac＋Windows ベーシック版 AAA優待版は7,000円、オールインワンパック AAA優待版が19,000円(いずれも税別)。対応OSはOS X 10.9～10.11。

最新版では、閲覧や作成をしている文書の内容にあわせて提示する変換候補を柔軟に変える機能や、入力中の言葉だけでなく、確定後の言葉に対しても意味を調べることができる機能を新搭載。また、キーボードのホームポジションからズレて入力した場合でも、本来の意図通りに入力できる支援など、スピーディで、間違えない確実な入力の徹底という観点からの強化が図られている。

「ATOKインサイト」では、他の文書や同一文書内を参照しながら文字入力をする際、参照している間のみ、自動的にその文書内の言葉やフレーズを優先して変換候補や推測候補として提示する。アップルの「Keynote」「Pages」、マイクロソフトの「Word」「Excel」をはじめ、PDFファイルや「Safari」などのWebブラウザで表示されている内容を参照先文書とすることができる。参照を止めた後、他の文書を参照して入力を始めた場合には、提示される候補はその文書の内容に応じて変わるので、利用状況に応じて、効率的な入力が可能となる。

「ATOKイミクル」では、確定後の単語やWebサイトなど閲覧文書内の言葉に対しても辞典検索が行えるようになった。調べたい言葉を範囲指定し、「control」キーを2回押すと、辞典検索した結果を表示する。検索履歴を辿れるほか、部分一致などの条件指定や、複数のATOK連携電子辞典での検索結果を確認することも可能となっている。

「ATOKタイプコレクト」は、キーボードのホームポジションからズレて入力した場合や母音の押し損ねなどでも、適切な訂正候補を提示し、入力支援を行う機能。さまざまな入力間違いに対応し、前バージョン比で約2倍という入力補正を実現している。また、変換を間違えて確定した場合でも、直後に「delete」キーで削除や「確定アンドゥ」を実行することで学習内容を取り消せ、次回以降、学習結果が候補ウィンドウに表示されないよう機能が強化されている。

プレミアム版は、ベーシック版に以下の機能を付加。

今回は、ATOK連携電子辞典シリーズ中、最多の収録語数となる『精選版日本国語大辞典』と、8年ぶりに大改訂された『ジーニアス英和辞典』『ジーニアス和英辞典』を収録したことで、先述の「ATOK イミクル」で利用できる語彙の幅がさらに広がり、より詳しく調べることができる。また、変換中の言葉からリアルタイム翻訳が行える「8カ国語クラウド翻訳変換 for ATOK 」を利用できる。

初搭載となる『精選版日本国語大辞典』は、30万にも及ぶ項目、30万用例、3,000点の図版をATOK連携電子辞典として利用できる。

『ジーニアス英和辞典第5版』では、「selfie 」(セルフィー、自撮り棒)や「textwalking 」(歩きスマホ)など、インターネットや新しいライフスタイルの浸透により生まれた語を中心に、新語や新語義を多数追加し、約10万5,000語を収録。ネイティブの発音を確認できる音声は、派生語や変化形にも対応し、10万語と収録が倍増している。