渡辺さんの実演を見てわかったのは、乾かし方に多少のコツがいるということ。Dyson Supersonicは、風があまり横に広がらず直線的に進むため、風圧が強い。また、根元に向けてドライヤーを当てると毛先が飛ばされてしまい、髪が長いと絡み合ってしまう可能性があるのだ。
このため、髪が長い人や髪が軽くて乾きやすい人は、ドライヤーの当て方に注意が必要。毛先がなびいて横に広がらないよう、乾かしはじめは頭皮に向かってドライヤーをなるべく垂直に当てるとよい。これにより、ブラシを使わなくても髪を比較的まっすぐに乾かすことができる。
髪をいかに散らさずに乾かすかがポイント。最初の段階では髪を外側から抑え込むようにして手ぐしを入れ、ドライヤーは髪に対してなるべく垂直に当てる |
頭頂部付近が乾いたら、毛先方向に向かって乾かしていく。その際も手ぐしで髪の毛が散らないように抑えながら乾かす |
筆者のような長くて乾きやすい質の髪は、わざわざ掻き上げてドライヤーを当てずとも、上から押し当てるようにするだけで根元までそこそこ乾いてしまう。ある程度乾いた後は、髪の外側から指を差し込むかたちで手ぐしを入れ、毛先がドライヤーの風で飛ばないように抑え込みながら乾かせば、手ぐしだけでもある程度真っ直ぐになる。不器用でブローが苦手な人にももってこいだ。
気づいたのは、Dyson Supersonicを適切に使ってブローすると、髪にツヤが出てくること。モデルとして協力してくれた女性も「ヘアアイロンを使わず、ドライヤーをかけるだけでこんなにもツヤが出るなんて!」と驚いていた。渡辺さんは「風圧の強さが好影響を与えているのではないか。ブラシも組み合わせると、さらにツヤが出せるはず」と話す。