UPQは4月21日、原付免許で乗れるモバイルeバイク「UPQ BIKE me01」(me01)を発表した。価格は127,000円(税別、以下同様)。2016年夏頃に発売予定。

公道も走行可能なモバイルeバイク「UPQ BIKE me01」と同時発表されたアクションカメラ「Q-Camera WPX2」(ハンドル部に取り付けられている)

折り畳んだところ。重量は約18kgで、車に乗せて旅先で近くを回ってみるといった使い方もできる

小型軽量、折り畳みできる電動バイク

UPQの中澤優子CEO

予告よりもやや遅れての発表となったUPQ BIKE。会場の手配が卒業入学シーズンで難しかったからだそうだ

電動バイク「UPQ BIKE me01」(me01)は、2016年2月のUPQ新製品発表時に投入が予告されていた製品だ。

このme01は、同社の新カテゴリUPQ BIKE(電動バイク)のエントリー製品と位置付けられている。出力0.24kwの電気モーターを後輪近くに搭載しており、日本の法規上「原動機付き自転車」(原付バイク)に該当するため、原付免許とヘルメット着用が必要になるが公道走行が可能だ。

モーターの動力は、中央の支柱部分に内蔵した着脱可能なリチウムイオンバッテリ。すでに中国やアメリカでは一定の電動バイク市場があるが、「(me01は)個々のパーツはすでに存在しているが、全体として同じ製品はないハズ」(中澤優子CEO)で、UPQオリジナルの製品。UPQは今のところ、国内では競合製品もほぼないと考えている。

本体はバッテリ込みで18kgと軽量。折り畳みも可能で、車に乗せて運びレジャー先で近所を巡る、といった利用も想定されている。最大速度は約30km/h、満充電時の走行距離は約35km。走行距離を延長するための手段として、「純正追加バッテリーLB01」(34,500円)、と「純正パワーアダプタme-01-AC1」(16,800円)が、単体でオプション販売される。

バッテリ残量や走行速度は、ハンドル手前に搭載された4インチ白黒液晶メーターで確認できる。メーターではこのほか、気温や総走行距離、速度調節などを表示可能だ。また、楽しみ方を増やす試みとして、メーターの下部に電源供給できるUSBポート(最大1A出力)が1ポートが用意されており、走行中のスマホ充電や、別売するアクションカメラへの電源供給が行える。

カラーリングは、2ndシーズンのテーマカラー「ネイビー×レッド」一色のみで展開。販売経路は、今後のメンテナンスやサポートを考慮し、通信販売は行わない。原付バイク販売店を通じての発売を予定している。

街中で、旅先で活躍するモバイルeバイク。316.8Whのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、最大30km/hで走行する

0.24kWのモーターを使用しており、内部4段チェンジで坂道でも問題なく発進できる

キーは差し込まずにポケットに入れたままでよい「パッシブエントリー」を採用

手に持っているのがUPQ BIKEのキー。3m近づけば自動的にロック解除され、3m離れると自動的にロックされる

1ポート最大1Aの電源供給端子付き。移動中のスマホ充電やアクションカメラの電源として活躍する

満充電にかかる電気代は約9円。新品の電池で体重55kgの人の場合、35kmほど走行可能だという。当然体重が重いと走行距離は短くなる。耐荷重は約120~125㎏程度という

折り畳み式で車に乗せて、レジャーの出先での散策用途を想定

重量は18kg程度だが「私でも持ち運びできます」と、中澤氏がデモンストレーション

主なスペック。発売は中国にある工場からの輸送次第となり、天候に左右されるため明言できないが、夏までに発売するという

me01にバッテリと充電器が付属するが、追加のバッテリ/充電器もオプションで用意される