もうすぐ世界遺産のあの場所は?
東京では浅草や、スカイツリーなどがある下町エリアは、ゴールデンウィーク中いつものように、国内外からの観光客であふれかえるだろう。そんな中、博物館が集まる上野公園にある国立西洋美術館では「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」を見に人が集まるだろう。しかし今年は、普段は主役にならないものも注目を集めるかもしれない。それはフランス政府が代表して世界遺産に推薦している国立西洋美術館本館の建物そのものだ。実はこの建物は、世界的に有名な建築家ル・コルビュジエが日本で唯一設計したものだという。彼の作品は数カ国にちらばっており、それをまとめてフランス政府が代表して推薦している。国立西洋美術館と台東区によると「ゴールデンウィーク中に西洋美術館で特に世界遺産にちなんだイベントの予定はない。」とのことだが、意外な観光客を呼びそうだ。
“いつか世界遺産”といえば
いつか世界遺産になるといえば、来年の登録をめざしている福岡県の宗像大社や、長崎県の教会群も挙げられる。熊本などが大きな被害を受けている大地震の影響で、九州への観光を控える客が増えることが予想されるが、長崎県などは、国内推薦が決まったころから観光客は徐々に増えている。福岡も震災前にじゃらんがおこなった調査によると、国内の人気旅行先ランキングで、8位。前年比増加率ランキングで7位と注目度をあげている。