アユートは19日、PLEXTOR製のSSDとして、2.5インチモデル「M7VC」シリーズと、M.2 SATAモデル「M7VG」シリーズを発表した。ともに128GB、256GB、512GBの3モデルを用意し、直販サイト「アキハバラe市場」にて5月の発売予定。価格はオープン。

M7VCシリーズ

M7VCシリーズ

2.5インチフォームファクタのSATA SSD。フラッシュメモリは東芝製の15nm TLC NANDを採用している。2,000回の書き換え回数(P/Eサイクル)を達成し、メモリの一部をSLCモードとしてキャッシュに利用する「PlexNitro機能」により、アクセスを最小限に抑え耐久性と信頼性を向上させている。ICコントローラにはMarvell製「88SS1074B1」を採用し、DRAMキャッシュは128GBモデルが256MB、256GBモデルが512MB、512GBモデルが768MBだ。

パフォーマンスの最適化など、PLEXTORの独自技術ソフトに対応する。「PlexTurbo」では、キャッシュの最適化によってデータアクセスの無駄を減らして製品寿命を延ばす。「PlexCompressor」は、長期間利用していないファイルに対して、独自の調整によってデータ領域を圧縮。「PlexVault」は、ローカルドライブの表示/非表示を切り替え可能だ。非表示にすると、Windowsのデバイスマネージャやエクスプローラから認識できなくなり、セキュアな環境を提供する。

転送速度はシーケンシャルリードが最大560MB/s、シーケンシャルライトが128GBモデルで500MB/s、256GBと512GBモデルで530MB/s。ランダムリードは128GBで最大97,000IOPS、256GBと512GBモデルで98,000IOPS、ランダムライトは128GBで最大51,000IOPS、256GBと512GBモデルで84,000IOPSとなる。

インタフェースはSATA 3.0で、TRIM、S.M.A.R.T.、NCQなどのコマンドをサポートしている。本体サイズはW69.85×D100.0×H6.8mm、重量は60g(最大)。対応OSはWindows、Mac OS、Linux。

M7VGシリーズ

M7VGシリーズ

M.2フォームファクタのSATA SSD。DRAMキャッシュは128GBモデルが256MB、256GBモデルが512MB、512GBモデルが1GBとなっている。本体サイズはW22×D80×H3.65mm、重量は10g。そのほかの仕様は「M7VC」シリーズとほぼ共通。