デロンギ・ジャパンによると、街なかのカフェでおなじみの「エスプレッソ」は、1906年4月16日のミラノ万博で一般的に認知された。4月16日は日本でも「エスプレッソの日」として認定されているのだそう。

この「エスプレッソの日」にちなみ、同社は発売前の手動式エスプレッソマシン「デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー(EC680M/R/BK)」(以下、EC680)の体験イベントを開催した。EC680の発売日は、エスプレッソの日の前日となる4月15日だ。EC680のメーカー希望小売価格は税別47,800円だが、実勢価格はだいたい40,000円前後で落ち着くのではないだろうか。

今回使用したデロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー(EC680)。会場では一人に一台のマシンが用意された、贅沢なイベントだった。一日にコーヒーを2リットル弱も飲むという家電fanの編集H氏、大はしゃぎ

幅15cmのスリムボディながら機能は本格派

エスプレッソは、圧力をかけて一気にコーヒーエキスを抽出するカフェドリンク。豆の挽きから抽出までを全自動で行う家庭用全自動エスプレッソマシンも発売されているが、EC680はコンパクトな手動式を採用している。デロンギの製品は男性ファンが多く、このEC680もエスプレッソ好きだけでなく、趣味やリビング家電としても人気が出そうだ。

EC680は幅が15cmと非常にスリム。しかし、抽出には業務用エスプレッソマシンと同じポンプ式を採用している本格派。背面には1Lの水タンクを配置する

コンパクトながら、ミルクをスチームで泡立てるフロッサーも搭載

EC680に付属するフィルターは3種類。1杯抽出用(左)と、2杯抽出用(中央)、そして後述するポッド用(右)。フィルターはハンドルのついた「フィルターホルダー」に取り付けて使う

フィルターの裏側には、用途別にアイコンがレリーフされていてわかりやすい

阿部圭介氏

手動式とは、付属するフィルターに「粉をギュッと詰める」作業が必要なエスプレッソマシンのこと。

そしてこの「手動式」は、コーヒーの専門家「バリスタ」がいるような本格的なエスプレッソ提供店で使用されるタイプのマシンでもある。

「専門家が使うマシンは難しいのでは?」と感じる我々イベント参加者のため、デロンギ・ジャパンの公認デモンストレーターであり、日本バリスタ協会の公認インストラクターでもある阿部圭介氏が指導してくれた。