LGエレクトロニクス・ジャパンは29日、USB 3.1 Type-Cコネクタで様々な機能を実現できる27型4K液晶ディスプレイ「27UD88-W」など2モデルを発表した。4月15日から発売し、店頭予想価格は82,000円(税別)前後。

27UD88-W

27UD88-W

「27UD88-W」は、USB Type-C接続で使える27型4Kディスプレイで、映像入力インタフェースはHDMI×2、DisplayPort×1、USB Type-C×1だ。USB Type-Cを持つPCと接続することによって、映像信号入力(DisplayPort Alternate Mode)、電源供給(USB Power Delivery)を、USBケーブル1本でまかなえる(PC側の対応が必要)。本体に装備されたUSB 3.1対応ハブのポート×2基も利用可能だ。

液晶パネルにはAH-IPSパネルを採用。解像度は3,840×2,160ドット(4K)で、sRGB 99%以上の色域をカバー。映像用の色域として、Rec.709、SMPTE-C、EBUを設定することも可能。また、医療用画像のフォーマットと、それらを扱う医用画像の情報に関する国際規格DICOMもサポート。別売りのキャリブレーションセンサーを使用することで、カラーマネジメントにも対応できる。

そのほか機能面では、AMDの「FreeSync」テクノロジー対応、タイムラグを最小限に抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」、暗いシーンの視認性を高める「ブラックスタビライザー」、ゲームのジャンルによって最適な映像モードを使える「ゲーミングモード」などを備える。

OSDはジョイスティックによる操作。明るさやコントラストなどの基本設定を調整する「Monitor Contol」、ソフトごとにピクチャーモードをあらかじめ設定しておける「My Display Presets」、ウィンドウを自動的に画面上で整列する「Screen Split」といった機能を持つ。フリッカーを抑制する「フリッカーセーフ」や「ブルーライト低減モード」なども備える。

主な仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、液晶パネルがAH-IPS方式、視野角が上下左右とも178度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(最大5,000,000:1)、応答速度が5ms(GTG)。スタンドのチルト角度は前-3度 / 後20度、110mmの高さ調節とピボットが可能。VESA100mmに対応し、本体サイズは約615×D223×H435~535mm、重量は6.2kg。

27UD68-P

27UD68-P

「27UD68-P」は、2015年12月に発売された27型4K液晶ディスプレイ「27UD68-W」のブラックモデル。4月15日より発売し、店頭予想価格67,000円前後。本体カラー以外の機能や仕様は「27UD68-W」を踏襲している。概要は別記事「LG、画面設定をソフトごとに自動で切り替え可能な27型4Kモニタ」を参照いただきたい。