炊飯時間はちょうど11分

あかふじ ソフトスチーム米を0.5合炊いてみたところ、炊飯時間は11分1秒という結果に。寒い日に冷たい水を使うという意地悪をしたこともあってか、10分台は実現できなかったが、個人的には1分の誤差は特に気にならない。

ただし、この10分(ないしは11分)に蒸らし時間は含まれていない。10分で炊きたてご飯を食べられる、というのがウリならば、炊けてすぐ食べても大丈夫だろうというのは早計。蒸らし時間をとらないとベチャッとしてしまう……というのは炊きたてご飯の香りにいてもたってもいられなくなった筆者の実体験である。

炊飯が完了してすぐに開けてみたら……やっぱりちょっとベチャッとしてしまった。これは痛恨のミス。時間がなくても蒸らし時間はきちんととったほうが(当たり前だが)ベター

その後にきちんと蒸らし時間をとってみたら、ふっくらとしたご飯に仕上がった。保温に切り替わって開けてもいいタイミングになると、「ピーピー」と鳴って教えてくれる。ソフトスチーム米を初めて食べたが、一般米とそこまで変わらずに楽しめる。もちもち食感好きの筆者的に食感は少し物足りないと思いつつ、甘みや旨みはたしかに強いように感じた。

ソフトスチーム玄米も炊いてみたら、炊飯時間は40分39秒という結果に。玄米のプチプチした食感はそのまま。一般の玄米よりソフトスチーム玄米のほうがほんの少しやわらか食感で、食べやすいと感じた

一般米の炊飯時間は「約40分」とされているが、筆者が1.5合を「白米」モードで炊いたときにはだいたい30分前後の炊飯時間だった。これはうれしい誤算だ。poddiで炊いたコシヒカリをおにぎりにしてお昼に持って行っても、おいしく食べられた。

背面にあるスイッチでソフトスチーム米と一般米を切り替える

1.5合はpoddiで一度に炊ける米の最大量。内釜が小さくてかき混ぜるのは少し大変

やっぱり一人暮らしにオススメ

0.5合という量は予想していた以上にちょうどよかった。お茶碗1杯分に相当し、一人暮らしの筆者には食べきりサイズでありがたい。いつもは炊飯器もしくは圧力鍋でご飯を炊くのだが、3~4合いっぺんに炊き、小分けにして冷凍保存という方法をとっている。冷凍ご飯はレンジで解凍するのが面倒だし、できることならいつも炊きたてを食べたい。そう考えると、食べきれる量をすぐ炊いてくれるpoddiはなかなか魅力的に映る。

「大は小を兼ねる」という言葉もあるが、一人暮らしのキッチンは概して狭いもの。省スペースでリーズナブルなpoddiは一人暮らしの人にオススメできる炊飯器だ。

使い終わったら、内釜と内ブタ、しゃもじを洗えばOK。どれも小さい&軽いので、洗うときも扱いやすい