筆者も継続して利用しているiPhone 5sでは、最新のiOS 9を組み合わせると、動作はスムーズさに欠け、やはり2年前のモデルらしいパフォーマンスを体験することになる。もし4インチを好んで使い続けている人がいたら、こうしたストレスを日々感じながら使ってきたはずだ。

iPhone SEは、小型でしかも米国ではSIMフリーモデルで399ドルからと、ぐっと価格も引き下げられているが、649ドルから販売されているiPhone 6sと同等の性能を体験することができる。

コストパフォーマンスに優れたモデルとなったiPhone SE

Appleがターゲットとしているコンパクトを好むユーザー、そしてより価格が安いiPhoneを求める新興国のエントリーユーザーにとって、その魅力は一挙に倍増したといっても良いだろう。

また、サイズを優先して最新のiPhoneを選ばなかったユーザーにとっては、1,200万画素のカメラ、Apple Payやより高速なTouch ID、より長いバッテリーライフなど、最新のiPhoneの恩恵を、好みのサイズで、しかもより安い価格で得られるようになる。

4Kの動画撮影をサポート。また、3D Touchは非対応ながら、Live Photosの撮影には対応する