エルザジャパンは22日、グラフィックスメモリを24GBに増設したNVIDIA Quadro M6000搭載カードの取り扱い開始を発表した。価格はオープンで、4月下旬の発売を予定する。

NVIDIA Quadro M6000は、Maxwell世代のワークステーション向けのGPUで、3,072基のCUDAコアを搭載。Dynamic Parallelelism、NVIDIA Parallel DataCacheといったCUDAアーキテクチャのサポートに加え、シェーダーモデル5.0に準拠し、OpenGL4.5、DirectX12などのAPIに対応する。

今回発表された「NVIDIA Quadro M6000 24GB」は、グラフィックスメモリを既存モデルの12GBの倍となる24GBへ増設。大規模で複雑なモデルやシーンの表示だけでなく、より複雑な演算も可能になるほか、サーバーやワークステーションの高負荷時安定動作を実現したという。

主な仕様は、CUDAコア数が3,072基、メモリが24GB GDDR5、メモリインタフェースが384bit、メモリのバンド幅は317GB/s、TDPは250Wで補助電源は8ピン×1、ディスプレイ出力はDVI-I、Displayport×4。DisplayPortはバージョン1.2をサポートし、4枚の4Kディスプレイによる出力や、2枚の5K3Kディスプレイへの出力に対応する。