Apple Storeで、Square Readerの新しいパッケージが発売となった。これまでの磁気カード決済が行えるリーダーに加えて、Apple Payなどを利用できる新しいリーダーがセットになり、50ドルで購入できる。

Square Reader。Bluetooth接続でSquareレジアプリとつながり、Apple Payを始めとするコンタクトレス決済とクレジットカードのICチップによる決済をサポートする。なお、これまでの次期によるスワイプには、既存のイヤフォンジャックを利用するリーダーを利用する

ちょうど手の平に載るサイズ、正確にはクレジットカードの短辺を包み込めるサイズの正方形をしており、上部にはコンタクトレス決済のロゴが見える。また側面にはスリットが入っており、ICチップを搭載したクレジットカードを差し込んで使うことも可能だ。

この製品は充電式で、スマートフォンやタブレットとBluetoothで接続し、無線で読み取ったデータをアプリで処理することができる仕組みだ。そのため顧客は、クレジットカードを店員に手渡さずに決済を行えるようになる。また、Squareレジを使っている場合は、microUSBポートで接続し、電池切れの心配をせずに設置できる。

Apple Store等で49ドルで販売されるSquare Readerのセット。NFC決済をこの価格で実現できる点は、Squareにとっても大きな魅力を作り出すことになった

SquareのApple Pay対応機器は、店舗側のコストを最小限に抑えることができ、またSquareを導入してきた小規模な店舗に対しても、コンタクトレス決済を導入する現実的な手段が得られたことを意味している。Appleは、大いにこの製品を後押しし、Square導入店舗のApple Pay対応を拡げていくべきだろう。