選んだ動画配信サービスをどうやって見る?

ここからは、視聴方法をチェックしてみよう。Netflixは、最新の液晶テレビの多くに視聴機能が搭載されており、リモコンを使って操作できるのが便利。同じようにNetflixボタンを搭載したメディアプレイヤーなども登場しているので、テレビを買い替えずにNetflixをリモコンで操作したいならこれを使う手もある。

ソニーのブルーレイプレイヤー「BDP-S1500」。実勢で11,880円前後(税別)

所有している液晶テレビなどで、これらのサービスを見たいなら、スティックタイプの動画プレイヤーが低コスト。たとえば、Amazonの「Fire TV Stick」は4,980円(税込)で購入できる。これをテレビのHDMI端子に差し込めばOKだ(別途電源接続は必要)。しかも、このFire TV StickはAmazon プライム・ビデオだけでなく、NetflixやHuluなどのサービスも見られるのが便利だ(残念ながらdTVは未対応)。

「Fire TV Stick」。Amazonでの販売価格は4,980円(税込)

dTVをテレビでみたい場合、おすすめなのがGoogleの「ChromeCast」。スマートフォンアプリやPCブラウザのChromeとの連携が必要なので、Fire TV Stickのように単体では使えないが、その分、親がコントロールしやすいという利点がある。もちろんChromeCastでも、NetflixやHuluを見ることができる。

第2世代となったGoogleの「ChromeCast」。実勢で4,980円前後(税込)

Windowsが動作するスティックPCを使う手もある。USBメモリーを一回り大きくした程度のスティックにCPUやメモリなどが詰め込まれた超小型PCだ。これをテレビのHDMI端子に装着して、ワイヤレスキーボードやマウスを用意すれば、リビングテレビをPCとして使うことができる。

インテルのスティック型PCとワイヤレスキーボードのセット「Compute Stick CSTK-32W/T」。実勢でおよそ19,600円~22,800円(税込)

最終的にどのサービスを見るか

子どもに見せるという前提で、主要サービスの特徴と視聴方法について簡単に整理してきた。では、どのサービスと視聴方法を選ぶのがベストだろうか。

既存のテレビで手軽に視聴するには、Amazonの「Fire TV Stick」が便利。ただし、「Amazon プライム・ビデオ」だけではコンテンツが不足しているので、これに「Hulu」をプラスするのが多くの方におすすめできるプランだ。アンパンマンシリーズが見られるので、うちの子どもたちも喜びそう。

一方、子どもにチャンネル権を与えたくないが、家事の間はテレビに任せたいという場合は、「ChromeCast」と「dTV」の組み合わせが最適。番組を手持ちのスマートフォンで選ぶスタイルなので、子どもが勝手に別の番組に変えないようにできる。

定額動画サービスを選ぶ際は、最終的には親が見たい作品があるかどうかも重要になる。ただし、オリジナル作品以外のラインナップは比較的似ているので、違いが大きなキッズコンテンツは選択の決定打になりやすい。これら定額動画サービスを利用すれば、子どもたちが喜ぶのはもちろんのこと、子どもが夢中になっている間に、家事がはかどったり、親のちょっとした息抜き時間も作れるだろう。

コヤマタカヒロのパパ家電 バックナンバー 一覧へのリンク