今回発表された2ndシーズン製品は、海外モデルなどを含め全12種19製品で展開。1stシーズンでは「ブルー×グリーン」という中間色のアクセントカラーを前面に押し出していたが、2ndシーズンでは「ネイビー&レッド」という、中澤氏いわく「大手メーカーではチャレンジングな色で企画が通らないだろうというツートンカラー」をテーマカラーに採用する。

2ndシーズン製品は、完全新製品となるスマートフォンやバッグ、ヘッドホンに加え、1stシーズン製品のカラーバリエーションや、スペックアップ製品も提供される。これは中澤氏の「商品を型落ちにさせない」という思いも込められているそうで、したがって1stシーズンのテーマカラーであるブルー×グリーンの商品も、多くのモデルで引き続き提供していく。海外モデルなどを除いた、第2弾のラインナップはこちら。

製品名 ジャンル 発表価格(税別) 新製品の特徴
UPQ Phone A01X SIMフリースマートフォン 14,800円 新色追加
UPQ Phone A02 SIMフリースマートフォン 17,500円 5型フルHD液晶の新モデル
UPQ bag BP01 バッグ 19,800円 USBバックル付きバックパック
Q-display 4K50X 4K50型ディスプレイ 75,000円 機能アップ(構造強化、日本語メニュー対応)
Q-camera ACX1 アクションカメラ 15,500円 新色追加
Q-camera SND1 4,200円 スタビライザ付きのまま置けるカメラ機材向けスタンド
Q-gadget KB02 キーボード 17,550円 透明キーボードのBluetoothモデル
Q-home BB01 スマート電球 4,800円 新色追加
Q-music HDP5 ヘッドホン 13,800円 aptX対応のワイヤレス/有線接続オーバーイヤーヘッドホン

2ndシーズン商品のうち完全新モデルでは、スマートフォンにAndroid 6.0、5インチフルHD液晶を搭載した「A02」を5月に発売予定。従来通りDualSIMに加えて、対応バンドも1/3/6/19/28と増え、無線LANもIEEE802.11a/b/g/n対応と比較的充実させつつ17,500円(以下、すべて税別価格)と価格もかなり抑えた。初代「A01」からの技術蓄積や「高く、厚みのあるカメラを控えたスペックにしている」ことで、パーツ代を抑えているとのこと。

5月発売予定の5インチスマホ「A02」。防水や2300万画素カメラなどを省くことで低価格を実現

新色のネイビー&レッドの液晶面は白い事がわかる

A01Xは新色「ネービー&レッド」を加えて販売継続。写真紹介ではこれだけが既存製品だ

バッグに関しては、バックパックタイプの「BP01」を4月に発売予定(19,800円)。1stシーズンのモバイルバッテリ内蔵キャリーバッグのようにバッテリを仕込む代わりに、自分で使っているモバイルバッテリを内部に装着し、ショルダー部から利用できるようになっている。

キーボードは「KB01X」を3月から発売するが、これはKB01の英語&USBバージョンで国内投入は行われない。日本ではBluetooth接続の「KB02」(17,750円)を投入する。Bluetoothを追加しつつ、枠の構造を見直すことで、現行モデルと比べ50円だけの価格アップに抑えたという。

バックパックタイプのバッグ「BP01」のブルー×グリーンバージョン。ショルダーハーネス部にUSB電源コネクタが仕込んである

英語キーボードの「KB01X」は日本未発売。海外で認定を取り直すのは費用がかさむのであえてUSBキーボードにリモデルしたという

日本語キーボードの新作「KB02」。周囲の金属フレームの構造を見直すことで最小限のコストアップで済ませたという

バックパック「BP01」を背負う中澤氏。長期間使い、自分で使い心地を試しているという

アクションカメラは「ACT01」に新色を追加するほか、新アクセサリーとしてメタル製のスタンド「SND01」を投入(4,200円)。折り畳み式で使いやすさをアピールしていた。

ヘッドフォンでは、オーバーヘッド型の「HDP5」を新たに投入(13,800円)。BluetoothヘッドフォンでaptXに対応するが、まだTELEC(電波通信機器の基準認証制度)の認証が下りておらず、発売は5月を予定している。

4Kモニタは4K50X(75,000円)を4月に投入予定。前モデルとの違いは金属製スタンドを使用し本体フレームを強化した点。また設定メニューに日本語が加わった。

アクションカメラオプションとして「SND01」を追加。金属製の折り畳み式スタンドだ

一般的なオーバーヘッド型ヘッドフォン「HDP5」。aptX対応のBluetoothヘッドフォンだが、本日時点でtelec認定が下りていないので、有線ヘッドフォンとして展示していた

4K50インチ液晶ディスプレイは対応言語や足の構造を見直し、「4K50X」として登場する

UPQのコダワリは「スペック×価格×デザイン」のバランス+α。決してデザイン家電ではないという

+αのポイントは他にはないアクセントカラー。第1弾はブルー×グリーンの中間色を使用し、今回の第2弾ではネイビー&レッドのツートンカラーを採用する

もうひとつのポイントは「自慢できる何か」。Facebookに上げた透明キーボードの写真には「いいね!」が付いたという

隠し玉登場、モバイルできる電動バイク

今回の発表会は、室内展示できる屋内での発表会だったが、2016年3月には電動バイクをUPQブランドに投入することもアナウンスされた。まだ完成しておらず、アウトドアで発表会を行う予定という。「どこまでが家電なんですか?」という質問に「電気が通ればすべて家電」とアバウトな回答があり、UPQの活躍が今年も期待できそうだ。

今回展示されなかった隠し玉として、電動バイクを3月に発表予定

公開されたのはワイヤーフレームのデザイン。ただし、日本の法規制を考えるとミラーやウインカーも付けなければいけないのでもう少し大きくなるという

車輪内にモーターを内蔵する。画像の整理をしながら気づいたのだが、これは「アシスト自転車」ではないので、利用には最低でも原付免許が必要だろう