STマイクロエレクトロニクス(ST)は2月22日、6軸センサ・モジュールの新製品「LSM6DSL」および「LSM6DSM」を発表した。

新製品は現行品と比べて最大50%の消費電力を削減していると同時に、ジャイロ・センサの精度が大幅に向上し光学式手ブレ補正(OIS)などの性能の向上に貢献する。また、加速度センサにより、歩行運動の検出および歩数計、傾き検出、特定モーション検出などの機能を内蔵しており、携帯端末やアプリケーションの開発を簡略化するとしている。2016年第2四半期より入手可能になる予定で、単価は1000個購入時でLSM6DSLが1.99ドル、OIS機能専用出力付きのLSM6DSMが2.50ドルとなる。

同社は同製品について「設計者は、新しい6軸センサ・モジュールの高い精度と集積度を活用することで、デジタル・カメラ、ウェアラブル機器、リモコン、ゲーム・コンソール、ドローン、バーチャル・リアリティなどの機器における、さらに充実したユーザ体験を実現することができるでしょう。」とコメントしている。