IDTは2月16日、ウェラブルデバイスや産業機器などのアプリケーションをターゲットとする新しい半導体製品ファミリを開発中であることを明かした。

現在開発中の製品はIDTのワイヤレス給電技術と、同社が12月に買収したZMDIのシグナルコンディショニング技術を統合している(関連:IDTによるZDMI買収について詳しくはこちら)。2つの技術は単一の32ビット組み込みマイクロコントローラコアを共有する仕組みになっており、ワイヤレス給電回路とシグナルコンディショニングアプリケーションの高精度アナログフロントエンド回路の両方を1つのコアでプログラミングすることが可能だという。

同社は同製品ファミリでは現在市場に流通している製品と比べて、圧倒的なレベルの独自性と柔軟性が実現しているほか、アプリケーション開発に必要な部品コストを削減しつつ、サイズの小型化も可能だとしている。なお、同製品ファミリの市場投入時期は未定。