ソニーは1月19日、ハイレゾ音源の録音に対応したICレコーダー「ICD-SX2000」を発表した。発売は2月13日。価格はオープンで、推定市場価格は税別30,000円前後。

ICD-SX2000

ICD-SX2000は、2013年2月に発売されたICレコーダー「ICD-SX1000」の後継モデル。ICD-SX1000と同様に、リニアPCM 96kHz/24bitの録音とリニアPCM 192kHz/24bitの再生に対応。また、新たにFLAC 192kHz/24bitを再生できるようになった。

録音シーンに応じて内蔵マイクの周波数特性を最適化するMFO(Microphone frequency Optimizer)を搭載した新開発マイクを採用。音楽再生用アンプは、ハイレゾ対応ウォークマンに搭載している「S-Master HX」を使用した。このほか、幅広いダイナミックレンジと高いS/N比を実現する「Dual ADコンバーター」、入力音声がより自然に聞こえるようチューニングする「インテリジェントAGC」、ノイズを低減し会話の録音をクリアに聴こえるようにする「クリアボイス機能」を採り入れている。

側面に音量調整ボタンやホールドボタンなどを備える

マイクは可動式で、講演会やセミナーなどの録音に適した「ズームポジション」、フィールド録音や会議の議事録などに適した「ワイドステレオポジション」、楽器演奏の録音に向いた「X-Yポジション」の3種類にポジションを切り替えられる。マイクを守るガード部分は、内部に金属を使用し、剛性を高めた。

ズームポジション

ワイドステレオポジション

X-Yポジション

マイク部分

ガード部分に金属を内蔵

また、操作用アプリとの連携もサポート。iOS・Android用アプリ「REC Remote」に対応し、録音開始、一時停止、停止のほか録音モードやフォーマットなどの設定、トラックマーク(4種類)の付与などをスマートフォンから遠隔操作できる。

REC Remote操作画面

内蔵メモリは16GBで、microSDカードスロット(microSDXCカードで64GB以上、microSDHCカードで最大32GB対応)×1を搭載。ネットワーク機能はBluetoothを内蔵し、NFC機能もサポートしている。バッテリー駆動時間はリニアPCM 96kHz/24bit録音時で約15時間、再生時で約12時間となっている。主な仕様は、スピーカー径が16mm、実用最大出力が200mW、対応ファイル形式がFLAC/MP3/WMA/AAC、サイズがW44×H120×D14.5mm、重量が約98g。

NFCに対応している

ウィンドスクリーンやキャリングケースなどが付属する