VideoLANは12日、マルチフォーマット対応のメディアプレーヤー「VLC」のApple TV版「VLC for Apple TV」を発表した。

VLCは幅広いビデオ/オーディオ・コーデック、コンテナ、メディアをサポートしており、フォーマットを問わずビデオ/オーディオ・ファイルを再生できるプレーヤーとして人気が高い。これまでWindows用、Mac用、Linux用、iOS用、Android用などが公開されてきた。VLC for Apple TVはiOS用のVLCをベースに開発されており、VLCの特長である“plays it all”を受け継いでいる。

コンテンツへのアクセスには、SMB、UPnPメディアサーバ、FTP、PLEXなどをサポートする。またWebブラウザを使ってPC内のメディアをVLC for Apple TVにキャストする「リモート再生」という機能を備える。再生機能は、チャプター操作、マルチオーディオ、サブタイトルなどに対応。またApple TV用では再生速度のカスタマイズが可能だ。

iOS用のVLCはクラウドサービス(Dropbox、OneDrive、Boxなど)をサポートしているが、現時点でApple TV用での正式対応は見送られており、今後のアップデートで追加するという。