Appleは12月8日(米国時間)、iOS 9のアップデート「iOS 9.2」をリリースした。アップデートすると、Apple MusicやiBooks、アクセシビリティの機能が改善され、数多くのバグ修正が行われる。
Apple Musicでは、曲をプレイリストに追加する際に新しいプレイリストを作成できるようになった。iCloudダウンロードボタンをタップしてiCloudミュージックライブラリからアルバムやプレイリストをダウンロードでき、「マイミュージック」と「プレイリスト」では各曲の横に表示されるインジケータで曲のダウンロード状態を確認できる。また、Apple Musicカタログでクラシック音楽をブラウズする際に、作品、作曲者、演奏者が表示される。
iBooksは3D Touchに対応し、目次、メモ、ブックマーク、そしてページ検索の結果からページのPeekとPopを行えるようになった。アクセシビリティは、画面スリープ解除のVoiceOverと、3D Touchジェスチャーを使ったアプリスイッチャーを起動するVoiceOverをサポートする。
これらのほか、メールがMail Dropを使った大きなファイルの送信に対応、Newsアプリ(米、英、オーストラリアで利用可能)にトップ記事セクションが設けられ、Siriの対応言語にアラビア語が加わった。
バグ修正によってSafariとPodcastの安定性が向上し、以下のような問題が修正される。
- 一部のPOPメールアカウントを使用するユーザーがメール添付ファイルにアクセスできなくなる問題
- 添付ファイルがメール本文と重なる問題
- 古いiCloudバックアップから復元するとLive Photosがオフになる問題
- 連絡先で検索結果が表示されない問題
- カレンダーの週表示でいくつかの曜日が欠ける問題
- iPadのカメラでビデオ撮影時に画面が真っ暗になる問題
- ヘルスケアでデータが表示されない問題
- Walletのアップデートとロック画面の通知が表示されない問題
- iOSをアップデートするとアラームが鳴らなくなる問題
- 一部のユーザが「iPhoneを探す」にログインできない問題
- 手動でのiCloudバックアップが完了しない問題
- iPadキーボードの使用時に突然テキスト選択モードに切り替わる問題
- カメラを使った顔認識時のVoiceOverの問題
- 通話終了時のアクセスガイドの問題
- 画面の読み上げ速度の問題