「インテル Compute Stick」は、液晶ディスプレイや液晶テレビのHDMI入力端子に直結する小型のスティックPC。2015年6月に発売し、10月にはWindows 10搭載モデルも登場している。

インテル Compute Stick。手のひらサイズのデスクトップPCとして登場。これを含むスティック型PCは2015年でも指折りのヒット商品といえるだろう

今回のプレゼンテーションもすべてインテル Compute Stickで操作

インテル 執行役員 マーケティング本部 本部長 山本専氏

まず、インテル 執行役員 マーケティング本部 本部長 山本専氏がイベントの背景を説明。山本氏自身も「インテル Compute Stick」を開発段階から使っているというユーザーだそうだが、「家族で旅行の計画を立てたり、買い物の相談をするときに重宝している」という。スマートフォンやタブレットでは、使っている人が画面を占領してしまうが、「インテル Compute Stick」とテレビを使うことで、みんなで画面を見ながら話すことができると利便性をアピールする。

インテル Compute Stickの概要

インテルは2015年11月26日~28日の3日間、二子玉川 蔦屋家電を会場に、タッチ&トライイベントを開催。「GYAO!」や「Microsoft PowerPoint」、「Google フォト」といったサービスやアプリケーションを「インテル Compute Stick」で使うことで、新しいリビングでの過ごし方を紹介するという。

蔦屋家電でタッチ&トライイベントを開催。これまでとは異なるユーザー層にアピールする

インテル Compute Stickを使った新しいライフスタイルを提案するという

山本氏は「無線LANがそうだったように、まずいろんな人に使ってもらうことで、使い方がさらに広がっていくと思っている」とコメント。そのうえで「これまではPCを取り扱っているフロアでの紹介にとどまっていたが、蔦屋家電さまの協力の下で、あまりPC系のフロアにいらっしゃらない新しいユーザーに体験してほしい」と期待感を示した。

説明員の案内を機器ながら、自由にインテル Compute Stickを体験可能で、気に入ればその場で購入することもできる

GYAO GYAO! サービスマネージャー 間宮直樹氏

続いて、GYAO GYAO! サービスマネージャー 間宮直樹氏が「GYAO!」のサービス概要を紹介。「GYAO!」では、アニメやドラマ、映画、アーティストのMV、ライブといった約6万本のコンテンツを配信しているサービス。対応デバイスはPCやスマートフォン、タブレットに加えて、Android TVやChromecastを経由してテレビで視聴することもできる。2009年からYahoo! JAPANとして運営し、国内第2位のユーザー規模をほこるという。

間宮氏は「GYAO!では映画やアーティストのライブ映像など、2時間を越えるような長いコンテンツも多く、「インテル Compute Stick」を使ってリビングでゆったりと見てほしい。また、これまでのPCやスマートフォンだと1人で見ることが多くなるが、テレビと接続することで家族や友だちなどとみんなで見るというシチュエーションが増えることを期待しています」とコメントした。

MGYAO!の試聴も可能。ほかの動画配信サービスでは、ミュージックビデオやライブ映像の配信があまりないので、GYAO!の強みともいえる

権利者から許諾を受けたさまざまなコンテンツを約6万本配信

Comscoreによる調査によると、YouTubeに続いて国内第2位のユーザー規模だという

日本マイクロソフト 業務執行役員 プラットフォーム戦略本部 本部長 兼 アプリケーション&サービス マーケティング 本部長 越川慎司氏

最後に日本マイクロソフト 業務執行役員 プラットフォーム戦略本部 本部長 兼 アプリケーション&サービス マーケティング 本部長 越川慎司氏が家庭での「Microsoft PowerPoint」の活用方法について説明した。マイクロソフトでは、Office向けにビジネスユースだけでないさまざまなテンプレートを用意しているという。

説明会では、「Microsoft PowerPoint」でデジタルフォトブックや年賀状のデザインが作成できるテンプレートを紹介しつつ「インテル Compute Stickとテレビを使って、ぜひご家族でフォトブックや年賀状を作ってほしい」(越川氏)とした。

日本マイクロソフトではビジネスだけでなく、個人ユースでも使えるOffice用のテンプレートを用意している

デジタルフォトブックや

年賀状もPowerPointで作ることができる

Compute Stickを使った年賀状作りが体験できる