Fire HD 10の本体サイズは、幅262×奥行き159×高さ7.7mmだ。B5サイズ(幅257×奥行き182mm)のノートより奥行きが2cm程度短いと考えれば、サイズ感をイメージしやすいだろう。10.1型で本体の面積がそこそこ大きいだけあって、7.7mmの高さはかなり薄く感じる。

本体サイズは幅262×奥行き159×高さ7.7mm

実際に手に持つと、かなり薄い印象を受ける

7型のFire(幅191×奥行き115×高さ10.6mm)と比べると、当然のことながらサイズはかなり大きい。体感的には倍以上だ。そのぶん持ち運びは不便になるものの、液晶ディスプレイが大きいので迫力のある映像を期待できる。

ボディの素材には一般的な樹脂を利用。低価格モデルなので素材については納得できるのだが、背面がテカテカの鏡面仕上げになっている点がやや不満だ。見た目がチープに感じるのもあるのだが、指紋や傷が目立ちやすいのだ。

7型のFire(幅191×奥行き115×高さ10.6mm)と10.1型のFire HD 10のサイズの違い。面積比ではFire HD 10は7型Fireの約1.89倍

背面は光沢ありのグロス仕上げだ。7型のFireは非光沢仕上げで、汚れや傷が目立ちにくくなっている

実際に何度かバッグに入れて持ち歩いたのだが、すでに目立つ傷がひとつふたつ付いてしまっている。汚れや傷がイヤならケースを使えばいい話なのだが、純正ケースのお値段5,980円は少々高めで、格安タブレット用に購入するのはちょっと抵抗を感じてしまった。なので、ケースについてはサードパーティ製の安いものを購入しようかと考えている。

重量は432gと、非常に軽い。7型Fireは313gなのだが、実際に2つを同時に手に持ってみると、それほどの違いはないように感じる。これは7型Fireのほうがコンパクトなので、見た目以上に重く感じるためだろう。前述のようにFire HD 10を実際に外出先に持ち歩いているのだが、重量面でストレスを感じることはなかった。

重量は実測で431gだった

Fire HD 10は外観面で、期待していたよりもいまひとつな印象だったが、10.1型で価格は3万円前後という点を考えれば、納得できる範囲だろう。