どんな使い方ができるの?

非エンジニアでも取り扱えるほか、ハードウェアエンジニア、ソフトウェアエンジニアにとっては新たなサービスや製品を開発するきっかけになり得る本製品。具体的には、どのような形で既存のWebサービスと連携できるのだろうか。岩佐氏は「身近なところに活用の機会がある。ユースケースを決めずに、自由に使ってもらいたい」としつつも、いくつかの使い方を紹介した。

単純な例を挙げれば、SNSにメッセージが来た、Webページが更新された、などに応じてLEDを光らせることができる。ビジネスの現場では、例えば会社の玄関に置いておき、ワンアクションでタクシーを配車できるようにする。子供やお年寄りのいる家庭なら、家に帰った家族に鍵を回してもらうことで、帰宅の確認メッセージを手持ちのスマートフォンで受け取れるようにする。水や洗剤など、定期的にオンラインショップで購入しているものがあれば、ボタンひとつで注文できるようにする。そんな使い方が考えられるという。

交換できる市販のスイッチの例(写真左)。SNSやEvernoteなどと連携できる(写真右)

Hackeyの設定はWeb上の管理画面「Dashboard」から行える仕様。発売時点では「IFTTT」「Zapir」といったサービスを利用することで「鍵をひねってTwitterにメッセージを送る」「スマート電球の点灯をコントロールする」「天気予報の結果をLEDで通知する」といったカスタマイズが行える。