日本HPは28日、ビジネス向けのA4カラーインクジェット複合機「HP OfficeJet 5742」と「HP OfficeJet 4650」の2モデルを発表した。価格(税別)は前者が18,800円、後者が14,800円。

HP OfficeJet 5742

HP OfficeJet 5742

「HP OfficeJet 5742」は、2.65型のカラータッチ液晶を備えるA4カラーインクジェット複合機。直販サイト「HP Directplus」のみで販売する。プリンタ / スキャナ / コピー / ファックス機能を搭載し、印刷速度はモノクロ12枚/分、カラー8枚/分。

ファックス / スキャン / コピー用にADFを標準装備。最大25枚のA4用紙をセットできる。メインの給紙トレイは容量が125枚で、L判用紙をセットするためのフォトトレイも搭載。印刷データに合わせて自動で用紙を判別するため、用紙を入れ替える手間が省ける。

タッチパネルによる直観的な操作性としたほか、無線LAN機能を標準で搭載。スマートフォンなどからのリモート印刷にも対応する。排紙トレイは普段は閉じており、印刷時だけ自動でせり出してくる仕組みなので、リモート印刷にも向く。印刷音を小さくする静音モードも搭載。

インクカートリッジ

液晶パネルのメニュー

SDメモリーカードスロットを標準で備え、メディアに保存したデータのダイレクト印刷が可能。対応画像フォーマットはJPEGで、回転 / トリミング / 写真の修整 / 日付スタンプなどの処理が行える。スキャン機能の原稿サイズは最大A4で、イメージセンサーは光学1,200×1,200dpiのCISだ。

インクシステムはカラー3色(染料系)一体型と黒(顔料系)の4色で、ノズル数はカラー1,824ノズル、黒704ノズル。インクカートリッジはヘッド一体型を採用し、黒だけで印刷が可能なシングルカートリッジモードも利用可能。

そのほか主な仕様は、印刷方式がオンデマンド型サーマル・インクジェット方式、解像度が4,800×1,200dpi。メイン給紙トレイに最大125枚、フォトトレイに最大15枚の用紙をセット可能。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、USB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW454×D410×H193mm、重量は9.2kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 10、Mac OS X 10.8~10.10。

HP OfficeJet 4650

HP OfficeJet 4650

「HP OfficeJet 4650」は、2.20型のモノクロタッチ液晶を備えるA4カラーインクジェット複合機。直販サイト「HP Directplus」と量販店で販売する。プリンタ / スキャナ / コピー / ファックス機能を搭載し、印刷速度はモノクロ9.5枚/分、カラー6.8枚/分。ADFの容量は35枚。

SDメモリーカードスロットと有線LANインタフェースは持たず、そのほかの主な機能や仕様は上記「HP OfficeJet 5742」とほぼ共通。相違点は、給紙トレイのセット枚数が最大100枚、インクのノズル数がカラー1,800ノズル、黒328ノズルであること。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、本体サイズはW445×D369×H190mm、重量は6.6kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 10、Mac OS X 10.8~10.10。

ADF

液晶

給紙トレイ