説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「勝手にダウンロードされたソフトウェア・アップデートを削除できますか?」という質問に答えます。

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iOSのソフトウェア・アップデートが配布開始されしばらくすると、Wi-Fi接続時に自動ダウンロードされます。いつの間にかダウンロードされているため気付きませんが、ストレージの空き容量が減っていること、ダウンロード完了後にアップデート実行を促すダイアログが表示されることでわかります。

勝手にダウンロードされたソフトウェア・アップデートを削除できるかという質問ですが、いつでもできます。削除しても手動でダウンロードし直すことができるため、時間に余裕があるときアップデートしたい、不具合などの情報を確認してから慎重に決定したい、という場合はとりあえずソフトウェアアップデートを削除し、後日に期すことができます。外出するので手っ取り早くストレージに空き容量を確保したいときにも有効です。

適用を見送ったソフトウェア・アップデートがなくなりはしないか、そのままアップデートする機会を逃してしまうのではないか、という心配はいりません。その後公開されたソフトウェア・アップデートと内容が統合されることはありますが、利用しているiOSのバージョンをAppleがサポートしているかぎり、アップデートの機会はなくなりません。

自動ダウンロードされたソフトウェア・アップデートを削除するには、「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」→「(ストレージ欄の)ストレージを管理」の順に画面を開き、「iOS 9.1」などと記された項目をタップ、現れた画面で「アップデートを削除」をタップします。ソフトウェア・アップデートの手動ダウンロードは、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の画面から開始します。

自動ダウンロードされたソフトウェア・アップデートは削除できます。後日時間とストレージ容量に余裕があるとき、手動ダウンロードで再開しましょう