次に「Diginnos DG-M01IW」でWindows 10版「マインクラフト」を試してみた結果を紹介する。

PC向けのマインクラフトとしてはJavaで動作する従来版(Java版)と、ストアアプリとして動作するWindows 10版の2種類がある。ギミックが豊富なJava版のほうはそれなりのスペックが必要で、残念ながら「Diginnos DG-M01IW」でプレイするのはかなり厳しい。だがスマートフォンやタブレット向けの「マインクラフトPE」をベースにしたWindows 10版は低スペックのPCでも快適に楽しめるように作られており、「Diginnos DG-M01IW」でもストレスなくプレイすることができた。

Windows 10版「マインクラフト」。価格は1,000円(税別)だが、Java版のユーザーは無料で入手できる

リビングの液晶テレビで、Windows 10版のマインクラフトをプレイしてみた

Java版のマインクラフトはプレイ画面が大きくなるほどマシンへの負荷が高くなり動作が重くなるのだが、Windows 10版では1,920×1,080ドットのフルHD表示でもサクサクと動作した。建築物が多い場所や入り組んだ地形では多少カクつく場面があるものの、ほとんど気になるレベルではない。だがどうしてもカクつきをなくしたい場合は、設定画面から画質や描画範囲を変更するといい。プレイ画面の見た目はやや劣るものの、フルHDでもサクサクとプレイできる。

デフォルトのウィンドウ表示(左)なら、動作は非常に軽い。ウィンドウサイズを広げれば(右)、視野を広げることも可能だ

1,920×1,080ドットのフルHD表示でも描画はスムーズ

動きが重く感じる場合は、設定画面から画質や描画距離、表示項目などを変更してみよう

標準で設定されている最高画質の画面(左)と、設定を手動で変更した最低品質の画面(右)

リビングでマインクラフトをプレイするなら、ゲームコントローラーでの操作がおすすめだ。公式にはXbox 360/One向けのUSBコントローラーが対応しているとのこと。PCでの操作に慣れていると、はじめのうちは若干戸惑うかもしれないが、すぐに慣れるだろう。なんというか「ゲームを遊んでいる」という雰囲気を味わえるのは、コントローラーならではの魅力のような気がする。

マイクロソフト製のXbox 360用USBコントローラー。マインクラフトの設定画面からキーカスタマイズも可能だ

「Diginnos DG-M01IW」ではUSB端子を3ポート搭載するため、キーボードとマウスを接続した上で、さらにコントローラーも接続できる(3ポートのうちひとつは、付属のUSB-microUSB変換アダプタを使う必要がある)

Windows 10版はバージョン0.12.1から、同じネットワーク内でのマルチプレイが可能となった。Windows 10版とのマルチプレイが可能なのは、Windows 10/iOS/Android向けのアプリのみ。同アプリで家族や知人と協力/対戦プレイを楽しむことができる。

「Diginnos DG-M01IW」とiPadで、マインクラフトの協力プレイを楽しむ我が家の兄弟

クラフト向けの「クリエイティブ」では、マルチプレイで協力し合いながらプレイできる。ライフや空腹度などのルールが設けられた「サバイバル」では、お互いに攻撃しあう対戦プレイも可能だ