なぜ折りたたみ型モデル?
質疑応答および囲み取材には、引き続き牧俊夫社長が対応した。契約の対象エリアは、J:COMエリア内。エリア外では、J:COM MOBILEは契約できない。J:COM MOBILEに対応する端末として、フィーチャーフォンライクな折りたたみ型モデルを用意したことについては「まずは50~70代のシニアの方を、ターゲット層に想定した。普段から使っている携帯電話で、動画も自由に視聴できる、ということにこだわった。ハードキーがある端末なら、違和感なくお使いいただけるはず」と牧社長。
LINEにも対応しており、子どもや孫とコミュニケーションも図れる、と説明している。ちなみに、提携するKDDI(au)でも動画サービスを提供しており、これと競合することのないように、という配慮も働いたようだ。
利用者が1日中、テレビを見だしたら経営的には苦しいのではないか、との質問には「Wi-Fiによるオフロードの利用率など、いろいろ計算している。辛い面もあるが、契約者が増えることで充分ペイできるのではないかと考えている」と回答。
牧社長は「動画配信サービスが増えてきたが、接触する機会がない方には、まだ分からないことが多い。映像を楽しんでいただく文化を定着させていけたら」と話し、J:COM MOBILEの今後の展開に期待を寄せていた。