Spotlightとの連携と事前予測機能

また、Siriはユーザーの行動を分析し事前に予測して提案する機能があります。以前、Spotlightの項でも紹介したように、ホーム画面を右にスワイプして出てくるSpotlight画面では、Siriが予測したアプリや連絡先、ニュースのオススメが表示されます。

アプリはすでにインストールしているものから、ユーザーの行動を時間帯や使用するものを分析した結果を表示。連絡先やニュースも、普段よく連絡を取る人やよくブラウザアプリで読む媒体がSiri側で提示しています。

このSpotlightにおけるSiriの機能。役に立つことも多いのですが、発売したばかりのiPhone 6sや6s Plusならともかく、2世代前3世代前のiOSデバイスだと動作が重く感じることがあります。従来のSpotlightのみ使いたいという場合、Spotlight 内でのSiriの機能を止めれば動作が軽快に。

方法は、設定アプリから「一般」→「Spotlight検索」と進んで「Siriの検索機能」スイッチをオフにします。実際に右スワイプで開いてみると、アプリや連絡先、ニュースが表示されなくなるのがわかるはず。

右スワイプでSpotlight検索画面を出すとSiriが予測したアプリやニュースが現れる

設定アプリで「Siriの検索機能」をオフにするとSpotlight検索画面上にSiriが表示されなくなる

以前はユニークなキャラクター性が前面に出ることが多かったSiriですが、バージョンアップするにつれ実際に役立つアシスタントとして進化しています。音声認識や強化された機能が便利なだけでなく、充電なしで「Hey Siri」が使えるようになったことでハンズフリーの可能性が広がりました。音声コマンドに抵抗ある人でも、ひとりの時などSiriを活用してみるのもありかもしれません。