本連載では、iOS 9デバイスを使う方に向け、基本的な利用法と知っておくと役に立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「Siri」について。

新しいSiriではまず自分の声を設定

iOSの音声アシスタントとしておなじみのSiri。iOS 9ではアシスタント機能の追加や強化に加え、ユーザーの行動を学習して先読みする機能も加わっています。さらに、「Hey Siri」でおなじみの音声起動コマンドも進化。Siriの設定と使い方について説明していきましょう。

iOS 9でSiriを使う上で最初に行なうのが、自分の声を登録すること。これは、「Hey Siri」でおなじみの音声起動のための設定です。

iPhone 6sや6s Plusの場合は初期設定時に、従来のデバイスを使っている場合は設定アプリの「“Hey Siri”を許可する」スイッチをオンにすると「“Hey Siri”を設定」とユーザーの声の登録画面に移行します。画面の指示通りに何度かSiriに話しかけることで、Siriが持ち主の声を登録。持ち主の「Hey Siri」のみに反応するようになります。街中や駅など人の多いところでもユーザーの声のみ反応して使えるようになるでしょう。

また、これまではSiriの音声コマンドを使えるのは充電中のみでしたが、iOS 9では充電しなくとも「Hey Siri」が利用できるようになっています。

iOS 9ではSiriに表示される声の波長が虹色になっている

Siriの初期設定では何度もデバイスに話しかける必要がある