ハイレゾ対応ヘッドホン「EAH-T700」

EAH-T700は新生テクニクス初のヘッドホンとなる製品だ。再生周波数は3Hz~100kHz、もちろんハイレゾ対応をうたう。新形状のMLF(Multi Layer Film)振動板を採用した50mmのダイナミックドライバーに、14mmのスーパーツイーターを加えた2ウェイ構成の密閉型。さらに、Angled Driver技術によって、ドライバーの設置角度を最適化して、自然な定位を実現する。

EAH-T700

プロテインレザーを使用した3Dイヤーパッドの付け心地も良好。ヘッドバンドとハウジングの位置を水平方向に微調整できるHS(Horizontal Slide)アジャスト機構も装着感をより高めてくれる。ダブルアルマイトやスピン加工を施した外装が高級感を演出。Technicsロゴはレーザー刻印したうえで色を加えている。ケーブルは着脱可能。バランス接続にも対応している。

ハウジング内。50mmドライバーと14mmスーパーツイーターが見える

高級感のある外装。ケーブルはもちろん着脱可能だ

快適な装着感を追求している

ジャズシンガー akikoさん「良質な音を聴くと……」

発表会には、ジャズシンガーのakikoさんがゲスト出演し、ビッグバンドをバックに2曲のナンバーを披露した。パナソニック 小川氏とのトークセッションでは、C500について、「女性目線でどんなインテリアにも合うし、部屋のどんな場所にいても、よく聴こえる」と実際に驚いた感想を紹介。小川氏は「いい音に、いい音楽に触れるのは大事なこと。耳が鍛えられる」と語り、「スマホやPCで音楽を聴いている若い人にも、いい音で聴いてほしい」「オーディオは男性のものだと思っている女性にも聞いてほしい」とC500を聴いて、耳が豊かになることを実感してもらいたい、そんな思いを伝えていた。

akikoさんの歌声に、筆者もしばらくPCを閉じてうっとり。

SB-C700のスピーカーに新色ブラックが追加されることも同時発表。11月13日発売、希望小売価格は2本セットで158,000円(税別)

IFA2015で披露した「Gシリーズ」も発表会場に展示されていた。リファレンスクラスのR1とプレミアムクラスのC700の中間に位置する

同じくIFA2015に参考出品されたターンテーブル。2016年度内の発売を目指して開発中