こうしたVODサービスで、一番気になるのはタイトルラインナップだ。さすがにこの短時間ですべてを確認するのは難しく、個人的にざっと眺めた感想にとどまらせてもらうが、「意外と面白い物を揃えているな」という印象を受けた。
人気のゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」のと同じ世界の別の物語「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」や、Amazonオリジナル作品、日本でのAmazon独占タイトルなどが結構あり、どれも質が高い。このあたりがかなりプライム・ビデオの価値を高めてくれているだろう。外国映画は多少古さを感じさせるものの、ビッグタイトルや掘り出し物の作品が揃っているので、若干の物足りなさはあるものの、損は感じなかった。今後のさらなるタイトル拡充に期待したいところだ。
ただし、日本のテレビドラマはちょっと古いものが多い印象がある。アニメは古い物から新しいものまでばらばらとある感じ。外国テレビドラマはまだ頑張っているようだが、全シーズンがプライム対象ではなく、シーズン3のみプライム対象となっているものもあるなど気をつけたい。このあたりは、単品でのレンタルや販売を行なっている「Amazonビデオ」との兼ね合いがあるのであろう。
ただ、日本映画ではやくざ映画の謎の充実ぶりが面白い(サービス開始当初のHuluもこんなラインナップだったように思う)。これら以外にもキッズ向けのアニメや特撮といったカテゴリもあり、作品の幅はかなり広いようだ。
なんにしても、まだサービスは開始したばかり。来年には新たに日本オリジナルタイトルを約20本、さらにAmazonオリジナルのシリーズタイトルや映画を約40本追加する予定という。今後、ユーザーの視聴動向や要望などによりさらに続々と作品が増えるようだ。気になる方はひとまず30日間のプライム無料お試し期間を活用して、チェックしてみて観るのが良いのではないだろうか。