アイ・オー・データ機器は、9月17日から東京・幕張メッセで開催しているゲーム展示会「東京ゲームショウ2015」に出展。4K解像度の40型液晶など、未発表となる開発中のディスプレイ4製品を展示した。

アイ・オー・データ機器の東京ゲームショウ2015出展ブース。ディスプレイは"情報を収集するもの"として、展示品のディスプレイと絡め、RPG世界で情報収集の要となる「町の酒場」をイメージした。あわせてスタッフの衣装もカウボーイっぽいものになっている。出展は17日・18日のビジネスデイのみ

今回参考展示された開発中のディスプレイは、23.8型ディスプレイ、27型ディスプレイ、28型ディスプレイ、40型ディスプレイの4種類。いずれも2015年10月頃に発売予定で、価格は未定なのだが、「だいたいの感覚だと……」という想定売価は、23.8型が45,000円前後、27型/28型が60,000円前後、40型が90,000円前後、とのこと。

同社ブースの注目は、やはり4K(3,840×2,160ドット)解像度の40型液晶ディスプレイ「LCD-M4K401XVB」。同社初の40型ディスプレイで、4K60p対応/HDCP 2.2やMHL2.2対応のHDMI対応端子3基を搭載。加えてDisplayPortやD-Subといった豊富な入力端子が特徴だ。給電対応のUSB、6W+6Wスピーカーも備えている。

機能面では、最大2画面のピクチャ・イン・ピクチャ(PIP、メイン画面の中にサブ画面を表示する機能)や、ピクチャ・オン・ピクチャ(POP、メイン画面の外にサブ画面を表示させる機能)も搭載し、専用のリモコンで操作可能。

4K40型液晶ディスプレイ「LCD-M4K401XVB」

側面から見たところ

主な入力端子は背面向かって右側にまとまっている

電源は背面向かって左側

リモコンでは、入力切り替えやPIP/POPの画面サイズ調節などが行える

スティック型PC「CSTK-32W」も接続されていた(子画面用と思われる)

一方、4K解像度で28型サイズの液晶ディスプレイ「LCD-M4K282XB」は、インタフェースは40型と同等だが、画面方向を調節できるピボット機構を搭載していることが特徴。また、従来は段階的だった高さ調節が、この機種のみ無段階で行えるようになっている。これも同社のディスプレイで初の機能だ。

28型4K液晶ディスプレイ「LCD-M4K282XB」。ピボットによる縦画面表示や、無段階の高さ調節が行える

23.8型の「LCD-RDT242XPB」と27型の「LCD-RDT272XPB」は、1,920×1,080ドットのフルHD液晶ディスプレイ。こちらは映像処理チップ「ギガクリア・エンジンII」を内蔵している