その処理能力は?

続いて、プロセッサやメモリをチェックしよう。

機種名 iPhone 6s Plus iPhone 6 Plus
チップ A9 A8
ストレージ 16GB/64GB/128GB 16GB/64GB/128GB

6 Plusの搭載するプロセッサはA8チップ。これに対して、6s Plusが搭載するプロセッサはA9で1世代進んでいる。その処理能力は、A8から70%高速化し、GPU性能は90%高速化した。6s Plusでは、6 Plusからディスプレイの解像度などが変わっていないので、ダイレクトにユーザー体験の快適さに影響しそうだ。

ちなみにストレージ容量は6s Plusでは16GB、64GB、128GBの3モデルがラインナップされ6 Plusと変わらない。

高速化した通信

次はネットワーク性能を見てみよう。

機種名 iPhone 6s Plus iPhone 6 Plus
LTE 受信時最大300Mbps
4G LTE-Advanced対応
受信時最大150Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac、MIMO IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2 4.2
VoLTE
NFC

6 Plusが受信時最大150Mbpsの4G LTE対応だったのに対して、6s Plusではダウンロード最大300Mbpsの4G LTE-Advancedに対応した。倍速になったわけだが、これはキャリアの対応通信規格の関係もあるので、日本であれば受信時最大220Mbps程度になるだろう。

Wi-Fiは、6s PlusがMIMOに対応し、これも高速化している。MIMOというのは、2つ以上のアンテナで同時に通信して高速化、安定化する技術。MIMOで通信するには、当然、MIMO対応の無線LANルータが必要になる。

また、Bluetoothでは6 Plus、6s Plusどちらも4.2に対応している。また、NFCやVoLTEも両機種とも対応する。