「ヒラギノ角ゴ W0」見本(上)、新デザインのパッケージ(下)

SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズは9日、ヒラギノフォントの新書体となる極細ゴシック「ヒラギノ角ゴ W0」を発表した。販売開始は10月1日より。単体での価格は1万800円(税抜/ダウンロード版)。同時にヒラギノフォントの製品ラインナップ(製品構成と価格)を一新する。

「ヒラギノ角ゴ W0」は、これまでのヒラギノシリーズでは最も細い「ヒラギノ角ゴ W1」のさらに約半分の線幅で設計された極細ゴシック。ヒラギノ角ゴシック体の特徴である画線先端のアクセントや、仮名の線に加えられた微妙な抑揚などを踏襲し、細部に至るまで時間をかけて調整。均整の取れた骨格と均一なグレートーンが、クリアで洗練された印象を演出するとのこと。これにより、「ヒラギノ角ゴシック体」はW0からW9の合計10ウエイトとなった。

「ヒラギノ角ゴ W0」は、パッケージ製品の「ヒラギノ角ゴ 7書体パック」に含まれるほか、ダウンロード製品でも販売。そのほか、「MORISAWA PASSPORT」の2015年の新書体として提供するとともに、今秋Apple社からリリース予定の「OS X El Capitan」にも搭載予定だ。

また、パッケージデザインをリニューアルし、黒とグレーを基調としたデザインに統一。パッケージ製品構成はフォントファミリーごとの全11種類に集約。複数ライセンス製品である5ライセンスパックの価格を改定した。改訂後の価格は同社Webページを参照してほしい。

そのほか、これまで1書体ごとの構成だったダウンロード製品において、安価な複数書体セットを追加。その第一弾として「ヒラギノ基本6書体セット」(税抜3万3,500円)を発売する。