車内でもハイレゾを楽しむ

「小さい音量でもハイレゾを楽しめる」オーディオシステムに続いては、「車内でもハイレゾを楽しめる」オーディオユニット。IFAで発表された「RSX-GS9」は、BluetoothまたはUSB経由で音楽を再生する車載用ヘッドユニットで、1DINサイズにさまざまな性能を詰め込んだ。

ハイレゾ対応カーオーディオのデモ展示。もちろんドイツ車に搭載

ハイレゾにこだわるならウォークマンをUSBで接続して鳴らしたい

DACにはES9018Sを搭載。ダイナミックレンジは135dB、THD+N(全高調波歪み率+雑音)特性は-120dB、クリアな音で再生される。USBメモリやスマートフォン内のハイレゾ音源の再生に対応し、新たにDSDもサポート。Bluetooth接続ではLDACコーデックも利用できる。圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップコンバートするDSEE-HXも搭載する。

ハイレゾ対応ヘッドユニット「RSX-GS9」

こちらはスーパーツイーター「XS-GS1」

基本的には、ハイレゾに対応したシステムであればソニー以外の製品でも組み合わせられるが、4chアンプ「XM-GS4」とスーパーツイーター「XS-GS1」も発表。さらにデモ車には、低音のロードノイズを消すためにウーハーも搭載。調査では、走行中の高音のノイズは気にならないが、低音が気になるという結果だったそうだ。

発売は1月で、まずはカーアクセサリー市場が大きい欧州を中心とし、米国でも展開を予定する。価格はヘッドユニット単体で1,500ユーロ、システム全体だと2,500ユーロ程度になるという。日本での発売は未定だそうだ。