HBMで空冷のRadeon R9 Furyカード

AMDの新型GPU「Radeon R9 Fury」を搭載するグラフィックスカードが登場、発売が開始された。R9 Fury Xに続く「HBM」(広帯域メモリ)搭載GPU。先行してR9 Fury Xが発売されていたが、R9 Fury搭載モデルはこれが初めてだ。入荷が確認できたのはSAPPHIREの「R9 FURY 4G HBM PCI-E HDMI/3DP TRI-X OC」で、価格は97,000円前後。

SAPPHIREの「R9 FURY 4G HBM PCI-E HDMI/3DP TRI-X OC」

コアクロックは通常の1,000MHzから1,040MHzに高速化されている

最大の特徴であるHBMはR9 Fury Xと同様だが、下位モデルのR9 Furyでは、ストリームプロセッサが4,096基→3,584基に削減され、コアクロックが1,050MHz→1,000MHzに抑えられている。また、簡易水冷だったR9 Fury Xと違い、R9 Furyでは通常の空冷VGAクーラーが採用されているのも大きな変更点だ。

第1弾として登場したSAPPHIRE製は、準ファンレスのトリプルファンクーラー「Tri-X」を搭載。直径10mmの極太ヒートパイプなどによって、GPUを強力に冷却する。ただし、基板サイズを小さくできるのがHBMのメリットだったはずだが、大型クーラーの採用により、カード長は306mmと長くなっている。

トリプルファンの大型クーラーを搭載。補助電源コネクタは8ピン×2個だ

240GBで税別1万円切りの低価格SSD

サンディスクの「SSD Plus」は、エントリー向けの新型2.5インチSSDである。容量は120GBと240GBの2種類がラインナップ。シーケンシャルリードが520MB/s、ライトが180MB/s(120GB)と350MB/s(240GB)というスペックだが、240GBモデルでも10,778円という低価格は魅力的だ(TSUKUMO eX.とBUY MORE秋葉原本店)。120GBモデルは6,458円。

サンディスクの「SSD Plus」。低価格ながら保証はしっかり3年間

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