自分好みにカスタマイズできるWindows Phone 8.1

MADOSMA Q501にインストールされていたWindows Phone 8.1のバージョンは8.10.14234.375だが、2015年2月にリリースしたUpdate 2(GDR2)へのアップデートをうながされた。もともとMADOSMA Q501の発表会でも、Bluetooth HIDプロファイルのサポートやLTE回線での動画再生、MKV形式のサポートなどを行うUpdate 2へ更新することは明らかにしている。

筆者が試した限りでは、ネットワーク回線が安定しなかったためか20分ほど時間を要し、ようやくバージョン8.10.15153.165に更新できた。本バージョンでは設定項目のカテゴリー分けや検索機能、ピン留め方法の改善などユーザビリティの改善も加わっているため、既にお使いの方は早めに更新してほしい。

開封直後のWindows Phone。2015年2月にリリースしたバージョン8.10.14234.375だった

試用中にアップデートが発生し、OSのバージョンは8.10.15153.165に更新された

さて、初めてWindows Phone 8.1に触れる方のため、簡単にOSの機能を紹介しよう。そもそも前バージョンとなるWindows Phone 8は、それまでのWindows Mobileを引きずっていたWindows Phone 7.Xと異なり、Windows NTベースのOSに生まれ変わっている。Windows 8と多くの部分を共通化し、Windows 8.1と同じく大型アップデートに位置するのがWindows Phone 8.1である。

Windowsユーザーであれば改めて述べるまでもなく、モダンUIを採用したタッチ操作や、OneDrive、Skypeなど見慣れたアプリケーションは使いやすい。ハードウェアスペックも余裕があるせいかOSやアプリケーションの応答性もよく、“もっさり感”はほとんどない。

Windowsと言えば“自分好みのカスタマイズ”だが、そのポリシーはWindows Phone 8.1も同じだ。例えば「スタート+テーマ」は、文字どおりスタート画面の背景色や画像、アクセントカラーを指定できるものだが、特に画像指定はアクセントカラーを使用するタイルが透明化して画像を映し出すため、特色あるスタート画面を作り出せる。

「スタート+テーマ」の設定で背景色を黒、スタート画面の背景に画像を指定する

こちらがその結果。アクセントカラーを用いる一部のタイルが透明化し、そこに背景画像が映し出される