テクニック#2「照明をLEDに切り替える」

2014年に販売数の最も多かったLEDシーリングライト。NECライティングの10~14畳「15LKZ446SG」(2010年7月発売)

白熱灯や蛍光灯を使用している家庭では、照明をLEDに切り替えると電気代をぐっと削減できるだろう。特に、最新のLED照明は普及し始めた頃よりも性能が上がっている。

森川家ではリビングやダイニング、子ども部屋のほか、廊下や内玄関、階段、洗面所、トイレなどの照明も蛍光灯や白熱電球からLEDに交換。電気代だけでも405円が圧縮できた。また、LEDは製品寿命が長いため、状況によって異なる場合もあるが、買い替えサイクルも2~3倍に長くなる。買い替えの手間とコストを考えると、製品の価格差は相殺できたようだ。
■1,351円 → 946円
■405円の節約!
ここまでのテクニック通算:6,545円の節約!

テクニック#3「センサー付きの家電に切り替える」

パナソニックの人感センサー付きLED電球「LDA10LHKUGK[電球色]」(2014年10月発売)

森川家では照明をLEDに切り替えたが、このうち廊下と内玄関、階段に導入した製品は、人感センサー付き。人が照明の下に来ると自動で点灯し、設定した時間が経過すると自動で消灯するというものだ。待機時消費電力はごくわずかに上昇するが、消し忘れがゼロになるので節電にはうってつけだといえる。

最近は人感センサーを備えた扇風機も各社から登場している。センサーの探知範囲に人がいなくなると、30分後などに自動で運転を停止するというものだ。LED電球や扇風機はもともと消費電力が低いものの、それでも切り忘れによる無駄な電力消費がもし10%あったとすれば、森川家では20円を節約できる。
■201円 → 181円
■20円の節約!
ここまでのテクニック通算:6,565円の節約!

テクニック#4「カーテンを断熱性の高いものに替える」

夏場のカーテンは、直射日光を遮るのと同時に室内の冷気を逃さないようにする大事なアイテム。気密性や断熱性が高い遮光生地のカーテンほど、得られる効果も高い。また、南向きの部屋ならば、窓ガラスに赤外線カット効果のあるUVフィルムを貼るのも有効だ。

このほか、すだれやよしずを導入したり、グリーンカーテンを作るのも良い。グリーンカーテンにイチオシの植物は、葉が大きくて、暑さや病気に強く、初心者でも育てやすいゴーヤだ。こうした遮光や断熱の工夫は、手間や導入コストがかかるが、そのぶん冷房効率も高くなる。もし消費電力を10%低減できれば、森川家であれば409円を節約できる。
■4,090円 → 3,681円
■409円の節約!
ここまでのテクニック通算:6,974円の節約!