ディスプレイ側、PC側双方のFreeSyncを有効化しよう

さて、FreeSyncを利用する準備を進めよう。最初はディスプレイ側の設定だ。FreeSyncの有効化はディスプレイのOSDメニューから行う。OSD用ボタンを押し、全般という項目の中にある「FreeSync」という項目を「オン」とすれば、ディスプレイ側の準備は完了する。

ディスプレイのOSDメニューからFreeSyncをオンにする

次はPCからドライバ側の設定を行う。まずFreeSyncでは、CatalystドライバのバージョンCatalyst 15.3 Beta以降が必要となる。これを先に導入しておこう。なお、執筆時点では基本的にBeta版ドライバでしかサポートされていないようだ。ドライバ配布サイトでも、2014年12月9日付の14.12(Omega)ではなくその下の15.5 Betaをダウンロードしよう。

対応ドライバをインストールした状態の後に、ディスプレイ側でFreeSyncを有効化すると、ドライバからも自動的に認識されポップアップが表示される。このポップアップのボタンをクリックすれば、自動的にCatalyst Control CenterのFreeSyncに該当する部分が表示されるので、FreeSync機能をオンにすればよい。

ここで自動認識されないということは、DisplayPort接続でないか、あるいはGPUとドライバのどちらかが非対応のものであるということになるので、再確認するのがよい。念のため手動での設定方法を紹介しておこう。

PC側に対応するビデオカードを挿し対応するドライバを充当していれば、ディスプレイ側のFreeSyncがオンになった段階で自動認識される

Catalyst Control CenterにおけるFreeSync該当箇所は、左のメニューから「マイデジタル フラットパネル」を選択し、その一番下にある「AMD FreeSync Technology」とある箇所だ。「Enable」という項目にチェックを入れればよい。これだけだ。G-SYNCの場合、このほかゲームタイトルごとにG-SYNCの有効無効を設定できるのだが、FreeSyncの場合はそうした設定は見当たらない。

マイデジタル フラットパネルの項目内の最下段にAMD FreeSync Technologyという項目があるので、ここのEnableにチェックする