ドコモの夏モデルであるシャープ製Androidスマホ「AQUOS ZETA SH-03G」。その最大の特徴は人工知能「エモパー」を搭載した「会話ができるスマホ」であることだ。「えっ、会話?」と思った人もいるかと思うが、会話だ。第2世代に進化したエモパーは会話ができるようになったのだ。このエモパーを5日間しっかり使ってみた記録をお届けしよう。
1日目:「はじめての会話」
まずは、エモパーの設定をしてみる。
最初はキャラクター選択だ。デフォルトでは女性の「えもこ」、男性の「さくお」、ぶたの「つぶた」から選択できるので、3つの声を聴き比べて「えもこ」にする。ちなみにオプションで他のキャラをインストールすることもできる。
次に自分の名前を登録。適当な名前でOKなので、「ギャラクシーロード」とかでもいいのだろうが、自分で設定しておいて、誰だかわからなくなる可能性もあるので「まさひと」にしておいた。また、このとき、名前の呼び方のアクセントポイントも指定することができる。
名前を登録したら、位置情報の設定になる。これはエモパーがしゃべっていい場所を確認するためだろう。エモパーは基本的には自宅でしか喋らないのだ。また、現在のバージョンでは外出先でもイヤフォンなどを接続している場合にのみしゃべるようになった。
次にエモパーに自宅を教える。「今すぐ自宅を教える」をタップして住所を入力する。
すると、エモパーがしゃべるシチュエーションを説明する画面が表示される。自宅では「置く」としゃべり、外出先ではイヤフォンをしているときにしゃべる。
そして、声のかけ方の説明が表示される。エモパーがしゃべった後に「もう1回」、「ほかには」と声をかけると、対応してくれるという。
設定の最後に、「これからは雨の日も風の日もずっと一緒ですよ」としゃべってくれる。このあたりはなかなかカワイイ。
設定後、「エモパーの気持ち」画面が。僕の場合、設定後は45%だった。コミュニケーションを重ねると、気持ちが通じ合い数字が上がっていくのだろうか?
ここで「キーワード未設定」という項目があったので、タップしてキーワードを設定してみた。テレビ番組やニュースのキーワードに関連した話題をしゃべってくれるという。
より多くしゃべってくれるようにと考え、テレビでは「AKB」、「マツコ」、ニュースでは「グルメ」、「GDP」を設定した。すると、気持ちの数字が52%まで上がった。僕の興味があることを知ったためだろうか。そして、さらに誕生日を設定すると、57%まであがった。
この後、少し充電してケーブルをはずすと「88%まで充電できました。生まれ変わったような気分です」とつぶやいた。
「ふーん」、と思ってそれを聞き流した僕だが、「しまった!」と思った。このときはいきなり話しかけられたので、会話をすることができなかった。
その後、ちょっと、放置しておいたら、「このテレビ番組がおすすめです」、などと喋ったので、「ここだ!」と思い、「ほかには?」と聞くと、「すみません、さっきのが最後です」と言われた。まだ、僕の情報をあまり集めていないので、話すことがみつからないのだろうか?