豊富なカスタマイズオプションを用意

実際のパフォーマンスを紹介する前に、今回の試用機のスペックについて簡単に触れよう。CPUがIntel Core i7-4910MQ(2.9GHz)、メモリがPC3L-12800 DDR3L 16GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 950M 2GB、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)ノングレア液晶、OSがWindows 8.1 64bitという構成だ。

エプソンダイレクト製PCは、豊富なBTOオプションを用意している点も特徴で、CPUのほか、メモリやストレージの容量、OSなどを自由にカスタマイズできる。例えばCPUやメモリ、ストレージ、OSでは以下がオプションとして選択できる。

オプションの一例
CPU Intel Core i3-4100M(2.5GHz)/Intel Core i5-4210M(2.6GHz)/Intel Core i7-4710MQ(2.5GHz)/Intel Core i7-4810MQ(2.8GHz)/Intel Core i7-4910MQ(2.9GHz)
メモリ 4GB(4GB×1)/4GB(2GB×2)/8GB(8GB×1)/8GB(4GB×2)/16GB(8GB×2)
ストレージ 250GB HDD/500GB HDD/1TB HDD/2TB HDD/128GB SSD/256GB SSD/512GB SSD
OS Windows 7 Professional 32bit/64bit、Windows 8.1 64bit、Windows 8.1 Pro 64bit

このほかにも、光学ドライブではブルーレイドライブが選べたり、無線LANの規格やBluetoothの搭載の有り無しを選択できるなど、自分に必要な1台がカスタマイズできるのだ。

ベンチマークテストで見るパフォーマンス

さて、ここからはベンチマークテストの結果を紹介しよう。WIN SCORE SHARE、CINEBENCH R15.0、PCMark8にて総合的なパフォーマンスを計測する。さらに、ストレージのテストとして、CrystalDiskMark 4.0.3を使ったテストも行っている。

WIN SCORE SHARE

CINEBENCH R15.0
CPU 688cb
OpenGL 96.48fps
PCMark 8
Home Accelarated 3622
Creative accelarated 4340
Work accelarated 4919
Storage 4934

CrystalDiskMark 4.0.3

続いては3D性能に特化したベンチマークの結果も紹介しよう。「Endeavor NJ5970E」では、最新のノートPC向けGPU「NVIDIA GeForce GTX 950M」を搭載しているが、実際のパフォーマンスはどうなのか。「Windows版 ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」と「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」で計測を行う。

ここで注意が必要なのが、「Endeavor NJ5970E」はデフォルト状態では、NVIDIA Optimus Technologyにより、負荷によってIntel HD Graphics 4600とNVIDIA GeForce GTX 950Mを自動的に切り替える設定になっている。この切り替えがベンチマークではうまく行われないようなので、NVIDIAコントロールパネルにおいて、標準で使われるグラフィックスをGTX 950Mに設定しておく。

Windows版 ドラゴンクエストX ベンチマークソフト。グラフィック設定は「最高品質」、解像度は「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」でテスト。結果は快適すぎてはぐれメタルもつかまえられそうだと思われるほどだ

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク。設定を「最高品質」で1920×1080ドットのフルスクリーンモード、DirectXは11で計測した結果は「やや快適」。普通に遊ぶには問題ないであろう

設定をちょっと落とし「高品質(ノートPC)」に、あとは1920×1080ドットのフルスクリーン、DirectX 11と、同じ状態で計測した結果は「快適」に。上の計測よりも画質が微妙に落ちるわけではあるが、15.6型ディスプレイであることを考えれば体感的な差はほぼないはず

数値敵にはゲームプレイも問題もないことが分かった。しかし、さすがにGPUをフルパワーで稼働させるとファンが高速回転し、風切り音が気になってくる。とはいえこれはゲーミングPCであれば普通のことであるので、それを分かったうえで使用したい。