Apple Musicは「聴き放題」+「自分のライブラリ」

Apple Musicについては、まだサービス開始前ということもあって定かではない点も多いのだが、ウェブサイトなどから明らかになっていることを記していこう。月額9.99ドル(ファミリーパックでは14.99ドル)のこのサービスは、「持っている曲も持っていない曲も聴き放題」になるサービスだ。

Apple Music自体は「聴き放題」「ラジオ」「アーティストの交流」という3つがウリになるサービスだ

Apple Musicに加入すると、iTunes Storeで販売されている3000万曲以上と言われるすべての曲を聴き放題になる(海外のiTunes Store分まで含まれるかどうかははっきりしない)。とはいえ、さすがのアップルのライブラリもすべての曲を網羅できているわけではない。そこで、ユーザーのライブラリもクラウドにアップロードした上で、自分の持っている曲+iTunes Storeの曲全部を足したものを、聴き放題のベースにできるというわけだ。具体的には「ミュージック」アプリの「My Music」タブの中で、従来のライブラリとアップルのライブラリが、区別なく扱われるようになる。プレイリストを作ったり、Siriによる検索対象にするのもまったく等価だ。

Apple Musicでは自分が持っている曲はもちろん、アップルのライブラリ側の曲もローカルにダウンロードして、iPodやApple Watchなどにコピーして聞くことができる。解約したときにこれらのファイルの扱いがどうなるのかは不明だが、もしダウンロードしたファイルにDRMがかかっていない場合は、正規に購入したものと同じ扱いになるのではないかと思われる。