筆者は、iPadがある生活が日常になってしまったという感想を持っていました。とはいえ意外と愛情深く使っていたんだな、という気づきもあります。それ故に、iPadの再起動のストーリーは1回では完結しませんでした。

iPhoneでは特に必要性を感じない、ペンもiPadとの相性は良い。とはいえ、文字ならiPhoneのフリックが速く、イラストなら紙とペンに劣り、まだポジショニングがつかめない

ということで、次回もiPadを再起動する話の後編、ということにしたいと思います。売上低迷の続くiPad、Appleも、おそらく分かっていたこととはいえ、何らかの打開策を見出す必要があると感じているようで、米国のウェブサイトで始まった特設サイトなどに触れつつ、話を進めていきましょう。

松村太郎(まつむらたろう)
ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura