そして、ZからZ4の間にデザインも大きく進化した。XperiaZシリーズは1枚板のようなフラットフォルムというデザインコンセプトを持っているが、Zでは側面が直線だったのに対して、Z4では曲面を描くラウンドフォルムとなり、側面を見たときのイメージは大きく変化した。この間も円形の電源ボタンの独特のデザインは継承されていった。

Zから受け継がれる電源ボタンのデザイン

余談だが、Zシリーズは「Xperia Z2」の時にデザイン性にこだわるあまり、側面がホールドしにくくなってしまったことがあった。そこから、下手にデザインにこだわると実用性を失うということでか、「Xperia Z3」、Z4では側面がラウンドデザインになっている。

デザイン的には後退と見ることもできるが、実用性を損なってまでデザインにこだわるのは一般向け商品としては愚かなので、これはこの時点では正解だろう。

側面はなめらかなラウンドフォルム

そして、大きく変わったのがmicroUSBポートに関わるデザインだ。ZではmicroUSBポートはカバーがあったのに対して、Z4ではオープンになっている。カバーがあるのは防水にするためであり、Z4ではカバーなしに防水にできる技術を身につけたというわけだ。

microUSBはカバーなしに