プロセッサなどのハードウェアスペックは、基本的に前モデルから大きな変更はない。CPUは従来通りインテルのデュアルコアCeleron 3205U(1.5GHz)を採用しており、メモリは標準で4GB搭載している。グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphicsで、ストレージは1TBのHDD(Serial ATA、5400回転/分)だ。

普段使いには十分なハードウェア構成だが、念のためいくつかのベンチマークを実行して本機のパフォーマンスを測ってみることにした(ただし試作機のため、結果はあくまで参考程度に捉えて頂きたい)。まず、Windows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT.exe)

プロセッサ 5.8
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 4.9
プライマリハードディスク 5.9

流石にCore iプロセッサを搭載したPCに比べると若干低めのスコアだが、OSの動作はスムーズだし、プリインストールアプリやOfficeなどのビジネス系アプリはストレスなく利用することができる。

続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATEDを実行してみたところ、下図のようにスコアが2130となった。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア

HOME Score 2130
Test duration 47min 40s
Web Browsing - JunglePin 0.37923s
Web Browsing - Amazonia 0.13887s
Writing 7.04277s
Casual Gaming 15.63fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 29.99fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 145.33333ms
Advanced Photo Editing part 1 0.61279s

「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」のベンチマーク結果

次に、3DMARKも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が385、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が1523、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が2521、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が28040となった。また、「CrystalDiskMark 3.0.4」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。SSDに比べると全体的に遅いが、その分容量が1TBと大きいのは大きなメリットだ。

「3DMARK」のベンチマーク結果

「CrystalDiskMark 3.0.4」のベンチマーク結果

これらの結果を見ると、グラフィックスに負荷のかかるPCゲームや映像編集などを行うには若干非力だが、ネットやメール、写真編集などは必要十分に楽しむことができる性能と言えそうだ。

ちなみに、バッテリ駆動時間は、カタログ値で約6.2時間(JEITA 2.0)となっている。そこで、バッテリベンチマークソフト「BBench」を使ってどのくらい電池が持つのかを計測してみた。なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている。

その結果、電源プランで「ECO」を選んだ場合、7時間6分とカタログ値を超える駆動が可能だった。

BBench結果

メーカーのカタログ値 約6.2時間
BBench計測結果(電源プランECO) 7時間6分

バッテリはECOモードで約7時間の駆動が可能だった